大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(6150)タケダ機械/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20181104100940j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年7月19日取得。

比較銘柄

タケダ機械とその他

株価

2675円(人々は、実力をつけながら大ヒットを二本飛ばしてみた。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6150 6339 6147 7875
企業名 タケダ機械 新東工業 ヤマザキ 竹田印刷
市場 JQS 東証一部 JQS 東証二部
業種 機械 機械 機械 その他製品
時価総額(億) 27.3 516.9 19.0 53.6
株価 2675 947 416 610
決算期 2020/05予 2020/03予 2020/03予 2020/03予
予想売上(億) 57.0 1,100.0 37.3 365.0
予想営業利益(億) 8.5 58.0 3.0 6.5
営業利益率 14.91% 5.27% 8.04% 1.78%
予想純利益(億) 5.8 40.0 2.1 4.5
EPS成長率(年複利/期間) 9.8%/13年 -2.9%/13年 6.6%/13年 4.9%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 5.2%/12年 3.1%/12年 0.9%/12年 0.3%/12年
PER 4.24 12.60 8.78 10.96
PBR 0.66 0.53 0.87 0.33
ROE 15.6% 4.2% 9.9% 3.0%
ROA 9.1% 2.4% 4.1% 1.4%
配当利回り 2.99 2.53 1.2 2.62
配当性向 12.7% 31.9% 10.6% 28.7%
総資産(億) 63.8 1649.9 51.0 311.1
自己資本(億) 37.5 959.9 21.2 149.0
自己資本比率(%) 58.70 58.20 41.70 47.90
一言感想 まああげ びあげ 増収 停滞

 今週は比較。監視リスト見て安いかな?というものを拾ってROIC変則3年平均(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)にかけ15%以上のものからチョイスして分析します。効率的でありながら安くなっているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。タケダ機械。鉄骨加工機大手。比較に機械っぽい。ゲストにタケダの印刷。

タケダ機械

業績

 過去には辛酸を嘗めてる会社。過去には売上14.6億に対し営業赤字が7.6億とかボランティア!?みたいな業績だったようですがリーマン前に赤字幅を減らし黒字になったくらいでリーマン。そこでまた赤字転落し2012年にまた黒字化で気づけば随分売上を伸ばしようやく黒字安定したくらいが2015年でしょうか。その後も増収増益を続け鉄骨加工機メーカーといういかにも地味で収益性も厳しそうな事業で利益率ROEなども目を引く水準まで。まずは褒めてあげましょう。

も、これが続くかがポイントですね。本決算出て増収増益決着で減収増益というか利益横ばいの計画が出ています。過去計画は保守よりですね。売上は上振れが続いているようです。「お客様の人手不足による労働環境の逼迫を受け、省人化・省段取りに対応した製品販売が好調に推移」だそうです。思うに特に鉄骨加工などの地味業界は人手不足はかなり構造的なもので早晩解決するものでもないような気もするところで省人化目的の機械が売れなくなるってのはわりと考えにくいように思えます。

そのへんも踏まえて。

 

財務

過去の酷い業績を耐えられたのは蓄積した資本が厚かったからということになりそうです。 BPSしかデータないですが2000年あたりは2010年辺りよりかなり持ってたようです。大赤字でガンガン資産が減るも資産がたくさんあるうちに止血できて黒字化。そこでリーマンまで堪えるもまたリーマンで赤字で財産が減る。も、ここで止血に成功、あとは財産を蓄積していき直近でだいたい2000年の水準に届いたようです。いやほんとによくやった。

 自己資本比率としてはそこそこですね。借入金もありますがこれの長期規模も余り変わってなく。業績が安定化して借入返済も進んでいますね。

固定資産構成はあまりリーマンあたりから変わってないので主にソフト面での改善となりそうです。で、仕掛品原材料が増える傾向です。生産を上げているってことですね。

 

CF

 2012年に営業CF黒字化。特に2015年以降は規模も上げてきてます。設備投資は散発という感じですね。2015年以降ならFCFも出る感じです。余裕は借入返済に回ってたようですね。

で、2015年から復配還元水準としてはぜんぜんささやかですね。堅調が続くなら還元はもっと大きくなりそうです。

 

新東工業

業績

 過去には赤字もあるも、リーマンあたりは黒字で堪えててBPSなら長期右肩かなあという推移。ただシクリカルではありリーマンあたりは減益がエグかったし安定気味の近年もリーマン前のピークは利益では越えれてません。成長企業とみなすのは期待しすぎとなりそうです。

地味に稼ぎながら蓄財する企業。

 

財務

自己資本比率などはほどほどで借入金もありますが手持ち現金で借り入れ一掃できる水準。事実上の無借金みたいなもんかと。財務健全。 

 

CF

 営業CFはだいたいプラスですね。投資も必要だけど長期FCFは普通にプラスかな。

その中で増配を続けていて現配当水準は余裕ですね。ただ過去には減配もあるので留意は留意。

ヤマザキ

業績

 いかにも凡庸な機械メーカー感。通常時はそこそこ稼ぎ景気後退時には順当に赤字。わりと薄利で長期にはちょっとBPSがのびてるかなあくらい。

薄利だからか利益予想も精度悪いですね。

まあそういう会社ですね。

ただリーマンで大きく売上を減らした跡は増収傾向です。これが進むなら利益ももっと上で安定するかも。

 

財務

 財務はあまりよくないですね。というか余剰金マイナスまでいってたようです。さすがにそこからは回復ですがまた赤字などで一発マイナス落ちはありえそうなくらいのあやうさは感じます。

CF

 営業CFは出るか出ないか言ったら出てますしFCFもでてるっちゃあ出てますが、あまりFCFはでてないですね。一言でいうとやっぱりあまり儲かってないです。配当も再開したようですが恐る恐る感はあります。減益赤字来るとすぐに無配に戻りそうな。

評価

タケダ機械

 長く苦しいトンネルの果にようやく日の目を見始めた感じ。安定化した感で目元も順調です。その中でPER4ほどは将来をまったく期待されていない水準の評価だとはみなせます。むしろ減益懸念警戒をかけられてるくらいでしょう。

実際PBR0.6ほどはこの手の会社が薄利赤字に転落となると無事では済まない株価帯には思えます。そのあたりをどう考えるか。

 

新東工業

 成長は無さそうも堅実に稼ぎ蓄財をしているような企業。財務に問題なく還元も強化気味。優待銘柄。優待狙いはありじゃないかな。わりといい利回りみたいです。

ヤマザキ

色んな意味で凡庸というか、危うさも感じながらなんとかやってますみたいな会社。

すごく安ければ。PBR0.9程はすごく安いではないですね。むしろ高いかも。

こういう会社は伸びしろがあるとみなされるのか存外に評価高めというか期待が乗ってそうな株価形成をしたりするイメージです。

 

竹田印刷

印刷業って感じ。リーマン前に薄利ながらも地味に稼ぎ続けていたけどリーマン後に売上も減りいよいよ薄利になって純赤字も時々とか。普通に苦しそう。あまり赤字はないですけどBPSもろくに増やせてないかなあくらい。その中で借入金を地味に減らして涙ぐましい努力感。FCFはだしてるのでまあ安定は安定。

すごく安ければ。PBR0.3ほどはすごく安くは見えないですが・・・一応現金>時価総額でFCF出てるので安いは安いですね。カタリストがあるなら跳ねるかも。無さそうだけどというかあったみたい。2017年に株価跳ねてだいたいもとに戻ってきてるという感じ。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でよくわからないけどもみ合い
週足であげてさげ
月足で一応三角持ち合い。
確認。

売買判断

テクニカル的には、 長期には5900、1540、4590、1979の三角持ち合いを形成。これからいずれかに離れるとするのはわりとありかもしれない。底は1979とか。3160突破あたりを狙うのがいいのではないか。
ファンダ的には、シクリカルに疑いないけど長いトンネルを抜けてようやく安定で今後飛躍があるかどうか。このまま順調ならおもしろそうな株価帯といえばそうですね。後退は結構不味そうです。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないですかねぇ。

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表