大河の一滴

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(4611)大日本塗料/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年7月19日取得。

比較銘柄

大日本塗料とその他

株価

1014円(人々は、長く旅をして目的の一つの大きな山を越え降りてきたところ。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4611 4616 4617 4506
企業名 大日本塗料 川上塗料 中国塗料 大日本住友製薬
市場 東証一部 東証二部 東証一部 東証一部
業種 化学 化学 化学 医薬品
時価総額(億) 301.3 16.0 623.7 7675.5
株価 1014 1600 903 1929
決算期 2020/03予 2019/11予 2020/03予 2020/03予 I
予想売上(億) 750.0 60.5 900.0 4,600.0
予想営業利益(億) 66.0 2.6 15.0 690.0
営業利益率 8.80% 4.25% 1.67% 15.00%
予想純利益(億) 40.0 2.1 10.0 490.0
EPS成長率(年複利/期間) 8.6%/13年 7.4%/12年 -11.4%/13年 6.1%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 5.8%/12年 3.9%/11年 3.7%/12年 4.1%/12年
PER 7.25 7.59 54.83 15.64
PBR 0.69 0.71 0.86 1.54
ROE 9.5% 9.4% 1.6% 9.8%
ROA 5.1% 2.9% 0.9% 5.9%
配当利回り 2.47 1.56 3.77 1.45
配当性向 17.9% 11.9% 206.4% 22.7%
総資産(億) 788.8 72.0 1138.5 8347.2
自己資本(億) 422.8 21.7 633.7 4981.4
自己資本比率(%) 53.60 30.10 55.70 59.70
一言感想 停滞 停滞 低迷? あげ

 今週は比較。監視リスト見て安いかな?というものを拾ってROIC変則3年平均(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)にかけ15%以上のものからチョイスして分析します。効率的でありながら安くなっているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。大日本塗料。塗料。比較に塗料。ゲストに製薬から大日本仲間。

大日本塗料

業績

 長期に増益。特に近年は利益率が高い水準で推移してます。リーマンくらいは赤字までいってますがそうでもなければ営業利益なら出てるかなくらい。リーマン前には純赤字も散発でしたがリーマン後は堅調に推移し特に近年くらい堅調ならBPSは右肩ですね。

総じてリーマン後に収益を安定させたというわりとよく見るケース。大枠ではこの利益水準が続くか?ですね。

計画で最高益計画。計画は保守よりも前期は下振れですね。「営業利益は原材料価格高騰により押し下げられ」と言ってますね。

 

財務

 自己資本比率で大きく改善。借り入れもだいたい返してというか返しきって2019年に新たに借りたくらい。内訳見ると流動資産横ばい、固定資産が微減くらいで流動固定負債が一貫して減るような形。堅実に負債を減らす形で売上資産が横ばいの中利益をあげてきたみたいな形ですね。

CF

 赤字の2009年以外は営業CF安定。特に近年は高水準ですね。投資は要るとなりますが基本FCFは出てる感じで借入返済に多く回って居たようですが2019年には借り入れ返済は落ち着きというか借り入れにまわり還元強化しながら現金も積みましてますね。

現配当水準は余裕となりそうですね。ただ残念ながら利益連動で無配にも落ちてますね。あと自社株買いも最近は毎年。

川上塗料

業績

長期には売上減らしてるかな。リーマンあたりにも赤字でまたそこでも傷も深く大日本塗料より二枚か三枚下と見るしか。

ただ近年くらい好調だとBPSが右肩になり状態良化(つまり価値向上)や稼ぎからの還元投資には期待できるかもね程度。シクリカル注意かな。

2Q終えて若干減益。修正はなしですね。計画は保守よりですね。もっとも計画上振れしたらどうとか言う銘柄でもなさそうだけど。

財務

 財務の良化は続いてます。も、自己資本が薄く、それに対し借り入れも多く財務健全感はないですね。というか2012年あたりは余剰金マイナス突っ込んでましたね。その意味においてボロ株から立ち直りましたねくらいかなと。

CF

 営業CFで赤も散発。2015年とかは売上債権の影響で必ずしもマイナスともいい難いけどそのへんの調整でCF赤字になる程度の収益性とも言えます。とはいえリーマンのような環境悪化やそういうことでもなければ投資してFCFプラスになる程度ですね。配当してますが微々たる水準。

中国塗料

業績

 珍しい業績推移でリーマンあたりはむしろ好調で増益してますね。その後も減益も挟みながら過去の売上利益越えたかな?ってところで2019年ずっと出してなかった営業赤字まで。「損益面では、販売価格が伸び悩む中で原材料価格高騰の影響を大きく受け、製造原価が大幅に増大いたしました。そのため、原価低減や経費削減に取り組んだほか、一部製品において販売価格の適正化に努めましたが、コスト増をカバーするには至りませんでした」と言ってるね。実際原価率上がってましたね。

これは会社としては長期化すると踏んでそうですね。計画もずっとなかったような低利益水準です。黒字化するとは言ってますが。ここをどう考えるか。

あとは、他の塗料系と業績傾向異なるのは主力商品にありそうですね。ここは船舶向けが主で国内6割の世界2位のシェアを持ってます。

 

財務

 自己資本比率自体は低くもないのですが借り入れ金がわりと重い・・と思ったら現金で借り入れ一掃して余るほど持ってますね。流動負債推移みても増えると言うよりは減ってますしBPSも伸びてるとなりそうでほとんど問題ないかな。借り入れ返していいんじゃないかと思いますが返さない理由は謎ですね。

 

CF

 安定的でもないけどだいたい営業CF出てますね。赤字じゃない2018年はマイナス。売上債権などが影響。

FCFもだいたい出てるし言うほど問題なさそうですね。

で、2019年に大幅増配に大が自社株買いの大盤振る舞い。今はお金持ってますが利益が回復しないといずれ厳しくなりそうな還元水準です。

評価

大日本塗料

 前期は営業利益前年割れを傷とも見れるけど財務やCFの状態自体は文句がない推移となってると言えそうで、借り入れを返し財務量化に従い還元をアップさせてきてます。

2017年から株安もしてPER7のPBR0.7程は状態も踏まえけっこーな割安とみなしてもいいんじゃないかと思ったりもします。あとはリーマン時のようなは厳しい環境悪化は無力かもしれませんね。そこらへんも踏まえて。

 

川上塗料

大日本塗料より三枚くらい劣る状態。普通に状態は良くないです。それが大日本塗料といい勝負のPERPBRつけてるのは解せないとかなりそうですが、これは状態が悪いがゆえに伸びしろがあるともみなせます。実際に状態良化スピードはこっちのほうが早いっちゃあ早いです。高リスクによりますがよりハイリターンも期待できるとも言えてお好みで。

 

中国塗料

 原価高が理由と思われる2019年の利益低下赤字が一時のものか継続するかがすごく焦点かと。続かなければ現状は財務などにも問題ないとできるしFCFも出てて自社株買い実績などもできて結構手出ししやすいかと。ただ長引くとつらそう。

評価PBR0.9ほどはニュートラルって感じですね。

 

大日本住友製薬

 近年好調です。毎年増収増益という程ではないけど長期には増収増益。借入金などもほとんどなく財務も健全。営業CFは安定しなにもしなけれればFCFが出て時々買収も飛んでくるみたいな感じで順調な大手製薬という感じです。でも高い・・・と言おうとしたら随分株価下げてるようだね。安くもないとは思うけどPERあたりではどちらかといえば低い水準になってるようにも思えます。ナシアリで言ったらそんなにナシでもないかもしれません。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあいか。
週足でさげ
月足でまだあげ
確認。

売買判断

テクニカル的には、長期にはあげ。その中で1948まできて中期でキツめの調整でさげ。日足だともみ合いっぽいけど底値は切り上げたね。 長期上昇継続中期トレンド転換の890を底にみていいのではないか。もちろん切るなら逃亡だと思うけど。
ファンダ的には、直近利益はつまずき気味も小事か。状態は相当に良化して還元を強化中。選択肢になると思う。シクリカル留意。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないですね。

あ、でも決算中ですね。

ちょっとは何かあるかも。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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