大河の一滴

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じげん(3679)株主総会 2019

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じげんの総会に参加してきました。

そこで株主総会の レポとなります。 あくまでも管理人の解釈となり、管理人の誤認、誤読、誤解釈、誤記入が無いことは保証致しません。また総会でのやりとりに嘘偽りがある可能性、でまかせと なることが含まれる事になるものが無いことも同様です。 つまりは、以下が事実であるかまた内容がそのまま事実となるかは保証致しません。 そのことは念押しさせて頂きます。 ()カッコ内は管理人の意見です。

というわけで総会参加レポ。

今回は写真なし。 

 

第13回じげん総会


場所は都内某ホール
会場大きめは大きめで参加人数50名ちょいと思われる中かなり持て余していた感じでした。
去年も同じ会場だと言ってましたが、時間も午後からで総会多い日とかもあり会場取得に苦労したのかもしれません。

参加株主も年配の人も目立つ感じで会社の若さに比べれば株主層は年配寄りでした。

これは投資する層が直に反映されていると言えそうです。

 

総会開始
役員入場で社長のお辞儀が一段深ったのが印象に残りました。

 

株主数 16000人
議決参加3547人
議決数は聞き逃し
参加91万くらい

だそうです。

 

まずは事業報告

プレゼン資料とナレーションで進みます。

資料があります。招集通知。

http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80135/bdbe2dc4/aa56/4e0c/9a2d/1da763a507ca/140120190529440454.pdf

通知内容に沿ったものでしたので詳しくは資料見てください。

そのとおりです。

 

決議事項取締役選任だけでした。
(選任役員も3名と少ないように思えました。このあたり社長の平尾さんは加飾を嫌われてるのかもしれない)

 

質疑応答

Q

AIの活用
ブレインラボとヒーローズの提携があったがその進捗はどうなっているか?

またAIをどう活用するのか教えて欲しい。

heroz.co.jp(これですね。強いAI将棋を作ったHEROESとじげんが買収したブレインラボの業務提携。端的にはこれで何するの?って話でしょう)

A

いろいろやってる。
人材システムの歩留まりで生産性向上研究をしたりとか。
製品納品までいきたい
じげんではマッチングテクノロジーを活用している。
そこでどんな人にどんなリストを見せるのがいいのかを機械学習を活用したい。

(じげんはどんなに人にどんなリストを提示すればマッチするのか?のノウハウを強みとしてます。(と言ってます)そこでその強みをAIで強化しようって話ですね。)

 

Q

計画で増益率などの成長率は落ちてきているように思える。また自社株買いの方針も示された。これは今後過去の成長率は維持できないと考えているのか?成長のイメージを教えて欲しい。

A

前期で中期計画がひとまず終わり目標としていた売上と営業利益成長25%は上振れして
終わることができた。
これまでの調子を維持は難しいと考えているが二桁成長は目指していく。
その中で成長投投資優先は優先する。いい買収案件があれば行ってもいく。

ただ常に投資するべきことが見つかるとは限らなくその時お金を遊ばせておくのはもったいないのでその際は還元に使うという方針を示した。

(買収でもなければ今までの成長速度維持は難しいということですね。とはいえ10%以上の成長は目指せるし、その中でいい買収があればそこで加速しうるということでお金が余り使いみちがなければ還元に向かってくるという事になりそうです。)

 

Q
平尾社長はイネーブラーで終わらずプラットフォーマーを目指すとおっしゃっていたが今のじげんの立ち位置はどのあたりと認識しているのか?

www.sbbit.jp(平尾社長はいろんなインタビューなどでプラットフォーマーを目指すとおっしゃってます。じげんはその中でどれくらいプラットフォーマーになれてんだい?ってことでしょう。プラットフォーマーってのは人や情報が集まるところの管理者くらいに思ってくれれば。人が集まるところでないとみんな困るので有利にお仕事ができるわけです。)

A

じげんは市場規模大きいところに入っているが先駆者に既に大きなところがある中で最後発で参入した。
その中でここまで成長できたのはマッチングテクノロジーの強みもあったが、とってきた戦略性も良かったと考えている。

その中でじげんはプラットフォーマーとは言えず未だププレイヤーであると考えている。
だがその中で特化型のサブプラットフォーマーを目指そうと考えている。

そのためにいろんな事業に参入し事業者集団に育てていく。(みたいなことを確か)

(一言でいうと目標からは道半ばということになりそうです。その中で小さなカテゴリーでプラットフォームを構築していこうという方針のようですね。あと平尾社長はよく喋るというか1を聞かれて5とか10しゃべるみたいに思えました。総会の場ではかなり抑制的に振る舞われているようにみえましたが、普段はもっと多弁で活動的なのかな?とか思いました。)

 

Q

求人サイトなどを見ても人材需給逼迫しているように思える。その中で従業員採用はどう考えているのか?

A

おっしゃる通りIT部門は人材需要逼迫しており採用競合もある。

ベトナムや沖縄などでもに採用拠点も作りヘッジをしている。
働き手の多様化ニーズを汲み取ろうと考えている。
また社内で頑張ると市場価値が高まるというブランディングも行っている。

そのた人材育成と人事制度に力を入れて
働きがいと働きやすさを両立するために努力している。

(この手の質問は頑張るとか曖昧な回答になりがちですがかなり具体的な施策もあれこれ出てきましたので人材確保の点では実際かなり頑張っている印象を受けました。)

 

Q
じげんは掴みどころがない会社に思える。
グレイステクノロジーがCM打って好評だったと聞いたのでこれを参考にしたらどうか

(じげんは認知度も低く何をしてるのかよくわからない会社という印象を持つ人は多そうです。他社にならってもっと宣伝広告しろよってことですね) 

A

じげんは広告に力を入れてこなかった。
最近はSNS広告’などには力を入れている。

リジョブなどは事業も育ってきてマス広告を打つ段階かもしれないと検討しています。

(じげんは掴みどころのない会社。っていうのはわりときく意見です。その後の話でもでましたが、戦うのを略すとして戦略とか言ってましたし、あまり目立って戦いたくないという方針を感じました。戦わず味方にする縁の下の力持ちで実利を取るみたいな感じ。じげんは大きく知名度をあげに来なさそうです。ただ事業によっては育ってマス広告も出てくるかもしれないという段階にある事業はありそうです。)

 

Q
平尾社長はソフトバンクアカデミアに参加されていたが
孫さんは会社説明などをライブ説明しているがライブ配信は考えているか?

(株主さんからはIR広告系の質問がよく出ました。よくわからないのでもっと説明して欲しいという期待はめっぽうありそうな。ソフトバンクアカデミア孫正義さんが次世代の経営者を育てようとしてやってる経営者スクール的なもの。)

A

ソフトバンクアカデミアは現在は通ってない。
IRはブログなど多岐にやってるが説明会なども増やしてる
ライブ配信も検討している

 

Q

総会お土産の廃止んど株主の公平性に関心が寄せられている様に思える。
その中でHPで総会質問公開とか先程出たライブ配信は公平性に寄与しないでしょううか?

A

検討している
今後も精進いたします。

(わりと株主から出る意見などは既に検討済みで何らかの理由でそのようになってないって事は多そう。会社によるんでしょうけどこのじげんに関してはほぼだいたい会社側が既に考え済みなこと多そうですね。)

 

Q

資金調達に関して借り入れと増資のバランスはどう考えているか?

A

過去は新株発行もあるが借り入れもしてる。
現在金利も安く借り入れコストは安いので借り入れは考える。
財務バランスもあるので必要に応じては新株発行も視野となる。

臨機応変って感じですね。必ずしもどちらかというものでもなく、のれん対資本倍率にも目標(たしか1倍)もあるのでそのバランスにおいて。今は余裕がありそうでその意味では当面増資などはないかな。よっぽど大きい買収でなければ。)

 

Q

M&A市場について
前期は大型MAがなかったがM&A市場に投資案件はあるのか?市場の変化はありそうか?

(いい買収案件もうないんじゃないか?という懸念だね)

A

今までM&Aを中心に成長してきた。
上場来6年経ったが市場環境が変わったといえばそれぞれの市場次第。
取得に手間がかかる企業アカウントをたくさん持っている、無形資産を多めにもつところを狙いたいと考えている。そのようにして無形資産獲得を目指す。

その中で専門検討部署を通過して取締役に来る案件自体は増えている。
前期は結果論でああなったが成長投資優先でいくことは変わらない。

(いい買収できるか?はそれこそ巡りの問題で常にそれは探していてあるなら優先的にそれに投資するは変わらぬスタンスですね。なので買収はやはりいつ飛んできてもおかしくなさそうです。)

 

Q
アフリカが注目されているように思える。
その中でじげんもアフリカでレンタカー事業をしていると聞いた。
アフリカでの事業について教えて欲しい。

A

レンタカーはしていなく、ヤフーから中古車売る会社を買収した。

(これですね。ちなみにじげんの中で自動車関連は成長すごくしてます。)

ma-times.jp

日本の中古車は状態がいいと言えるがその一部をアフリカに売っている。
アフリカはいずれ来そうだがまだ時間がかかると見ている。
そういうこともあり現状国内優先に注視している。

(現状アフリカ方面はいずれとは考えてるけど今は時期尚早ってことですね。)

 

Q

(長い質問。いろいろ前置きなど余談が多く質問が分かりづらかったですが、つまりは・・)

じげんが成功してきた理由と今後の成功するとする理由を教えてください。

A

ユーザー価値を考えている。
例えば求人サイトは乱立しすぎているが、ユーザーは自分に合うものを探したい。
その中でその間に入りマッチングさせるテクノロジーを持っていると考えている。
どの人がどの情報を必要か考えそれをマッチさせる。

また事業者に対する価値も考えている。
我々は情報メディアです。
イメージとしてはバイト情報誌でやってきたことをネットでマッチさせる。

(このへん意訳です。自分はこのあたりは超意訳でじげんはリスト業者なのかなって感じました。いろんなところからリストを集め(会社アカウントという無形資産を集めたいとかありましたね)それをユーザーにマッチさせ繋げるという事業。多くのリストを持っていることとそれを適切にユーザーにマッチさせることが重要なんじゃないかと。そこでAIとか出てくるわけです。他の投資家さんに例えたけど自動車でいうネジと言うか、あるものとあるものをつなぐ部品が商材。)

 

Q

グーグルが人材紹介参入してきたがこれを驚異と考えているか?

A

(これですね)

www.google.comGoogle for Jobsだと思うがよく質問されるので研究している。
じげんは大手と戦わない戦略できた。その中でやはり戦わない方針で行く。
グーグルは人材事業じゃなくて広告をしたいと考えているだろうと考えてる。
それならばじげんが人材データベースを握ればこれはむしろチャネルとして使えると考えている。

(競合じゃなくむしろ顧客にしてチャネルを提供するチャンスと見ているという話ですね。そのためにリスト強化って話になりそうです。)

 

Q
総会で前の席に座れないけど前方席空けた理由はなんですか?

(会場前の方は開いてるけど座れない感じでした)

A

会場確保は参加人数実績などによって考え計画したが万全とするのは難しい。
前方を空けたのは空調の効き方が適切じゃないと判断しました。

今後も良い形を検討していく。

 

Q

(質問多く話長い人。まとめると・・)

招集通知に大株主や従業員数や業績も載ってる期が少なく株価チャートも載せてほしい
不親切ではないか。

A

インターネット開示もあるので合わせて今の形になってる。
最善とは考えてないのでいい形を検討する。

(会社側はネット時代でより詳しい情報が開示してるしそれを見てねというスタンスだけど受け取る方はネットを使ってるとは限らないと。その中でどの媒体でどの程度情報出すか?はわりとめんどくさそうな話ですね。)

 

Q
有給消化率教えて

(ブラック対策質問はわりと聞くようになってます。放置されるより良いのではないでしょうか。)

A

取得促進は推奨している。
5日以上はしてるかチェックしてる。
過剰残業もチェックしてる。
アバウトですが取得率は50%は超えてるとの認識。

(取得率50%をどう考えるかは別れそうですが、自分の感覚だとブラックか否かというとホワイトっぽい雰囲気は感じます。)

 

以上。

 

これで議案採決ちゃんちゃんとなりました。

最後に役員紹介して終わり。

 

 個人的な投資判断

 よく何をしているのか見え難いと言われがちなじげんですが、それは既存株主においても変わらないようで。事業も見え難いし平尾社長が難しい横文字を混ぜながらがんがんしゃべるタイプでもありまたそれも胡散臭さを助長してるのかもしれない。

 そんな中で会社としてはあまり積極的にPRしたり宣伝する気はあまりないようでこの傾向は今後も続きそう。(IRは頑張るような事は言ってますし決算資料も力入ってます)

成長性は”買収でもなければ”今までより落ち着いたものとなるでしょう。でも買収は常に探してて来るときは来るみたいなところはありそうです。

買収とかのタイミングとかあるいはじげんとしてはほどほどなPERなどですので買収にも期待しながら今までより控えめな成長期待で持つとかは有り得そうです。

 

 

 

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