大河の一滴

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(1976)明星工業/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年5月10日取得。

比較銘柄

明星工業とその他

株価

696円(人々は、2つめの山を制覇して下山中。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 1976 3437 1966 6709
企業名 明星工業 特殊電極 高田工業所 明星電気
市場 東証一部 JQS 東証二部 東証二部
業種 建設 金属製品 建設 電気機器
時価総額(億) 413.3 40.3 45.7 91.0
株価 696 - 633 685
決算期 2020/03予 2019/03予 2019/03予 2020/03予
予想売上(億) 530.0 103.8 475.0 77.6
予想営業利益(億) 52.0 7.2 18.6 3.7
営業利益率 9.81% 6.97% 3.92% 4.77%
予想純利益(億) 35.0 5.2 12.0 2.4
EPS成長率(年複利/期間) -0.9%/13年 6%/12年 -1.3%/12年 20%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 7.1%/12年 3.6%/11年 5.5%/11年 9.9%/12年
PER 7.24 7.68 3.34 37.89
PBR 0.77 0.84 0.37 1.62
ROE 10.6% 10.9% 11.1% 4.3%
ROA 5.6% 6.4% 4.3% 2.3%
配当利回り 4.31 1.49 1.58 1.46
配当性向 31.2% 11.4% 5.3% 55.3%
総資産(億) 630.2 80.7 279.4 103.7
自己資本(億) 451.0 43.4 97.9 53.6
自己資本比率(%) 71.60 53.90 35.00 51.70
一言感想 停滞 あげあ 停滞 低迷より

 今週は比較。市場統計推移記録表で4/12ー5/19比較でEPSを伸ばして時価総額が下がってるものからチョイスして比較します。状態は良くなったのに安くなったものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。明星工業。プラント系工事会社。比較に同業っぽい。ゲストに電気。

明星工業

業績

いかにもシクリカルっぽい事業してる会社っぽいのですが以外に、長期に営業赤字なし。特損っぽい純赤字はありますね。それを含めても長期にBPSなら右肩感もあります。上は12年でBPS7%複利ですがもうちょっと長期見ると実はもっと上だったりします。とはいえやはりシクリカルでもあり売上利益なら震災前後にかなり落ちてますね。ただ2012年以降くらいから順々復帰し売上も利益も過去のピークは越えてますね。2019年は好調で最高益をマークですが計画は保守的というか弱気で結構減益ですね。おそらくかなり保守的な計画に思えます。受注残とかも伸びてたりしますので。

財務

財務は事業内容も踏まえると相当に健全。資産構成も流動資産寄りで流動の半分が現金みたいな。その現金も増える傾向ですね。順調さが出てるような?

CF

営業CFはだいたい出てます。マイナスもありますがだいたい売上債権の変動ですね。あえてケチつけるなら顧客が倒産すると回収できなくなるかもでそこはリスクはリスクです。で、設備投資もあまりかからなくFCFは出まくりなかんじになりそうです。毎年は無理ですが。それを踏まえてか増配に来てますね。自社株買いも散発。でもお金は減るというより増えてますが。

特殊電極

業績

2010年に大きく減収で赤字。見ると事業所分とかじゃなくて純粋に低迷みたいですね。も、それ以後だいたい増収増益で意外なほどに順調です。(PERPBRだけで拾ったんですが)今期も3Q通過時点で業績も好調ですね。あと計画が例年保守的っぽいですね。この記事投下時点で本決算出てきてるはずですがおそらくかなり保守的な数字というか前年割れは普通に出してきそうでそこらは留意点ですね。あとは来るときは一気に減収減益はあり得るとは思ってたほうが。

財務

自己資本比率などはほどほど。も、借入金などはほぼないですね。流動資産寄りで多くは手形のようです。あまりジュウン資産などは伸ばせてないところは留意。

CF

営業CFはでるけど弱いかな?という印象。設備投資もちょっとは必要で投資もするとあまりFCF出ないかな?という感はします。ただ近年は好調なのでもうちょっと利益伸びればかなり自由になれるかも?感はしますね。よって余裕は業績ほどなさそうで還元はわりと渋いですね。蓄財もそれほどできてない感じで意外にこのあたり厳しめです。

高田工業所

業績

シクリカル。売上は大枠で横ばいですが営業利益もあまり安定せず赤字も時々。過去には債務超過BPSもマイナスの時期も。近年は割と安定ですが、やはり薄利でいつでも赤字が来ても不思議ないかなあ感は。とはいえ今期は順調ですね。本決算出てると思いますが計画はあまり当てにしないほうが良いかも。過去見るとかなり外している感じもあります。シクリカルでもあり精度高い業績予測は難しいのでしょう。

財務

財務は悪め。借入金もそこそこですね。資産はだいたい工事未収入金となりそうですね。工事のタカが大きそうです。それで資金繰りを借り入れに頼るところがありそうですね。

CF

黒字と赤字を繰り返すタイプ。建設よりで大きな仕事をしてる会社には有りがちです。長期には普通に儲かってそうです。設備投資は必要でFCFはいうほど出てないかなあというか財務CFに吸い取られてそうで現金は維持くらいですね。配当は控えめでこのあたり資金繰りにあまり余裕のない建設風味です。とはいえ時々自社株買いしてますね。還元何気に頑張ってる感は。その意味で蓄財はしてなく宵越しの銭はみな配るぜみたいなところはありそうです。

評価

明星工業

シクリカルはシクリカルと見るべきか。とはいえそれなり以上の業績安定性や財務健全性も備えておりCFも十分でていますし、それを還元に回す姿勢もありそうです。計画が保守的な部分をどう見るかと、大きな減益という意味ではやっぱりシクリカルでそのあたりを踏まえPBR0.8ほどをどうみるかですね。減益が大きく来るならそれなり以上の株安も考えられます。

特殊電極

近年好調よりですがCFなどはいうほど余裕なく還元蓄財はあまりスムーズとも言えないかな。利益伸びれば面白くなるかもですが根本的にシクリカルとなりそうで強い増益期待もどうなのでしょう?感も。それら踏まえると評価はこんなもんかむしろちょっとお高めかも。

高田工業所

シクリカルなところには注意ですが、余裕があるという方でも無さそうだけど儲けはしてるしその儲けは配るみたいな姿勢はありそうです。PBR0.37と見るなら意外に・・・良くはないね。

明星電気

低迷感ある。長期に売上を減らす傾向で薄利で赤字入りと。なかなかギリギリな戦い感はあります。財務は現状維持というか現状維持で一杯感があるような。借入金はそう重くもなく営業CFは出てそうだけど投資に吸い取られている感がありFCFはなかなか微妙かも。大きくもないお金返すのに苦労してる感は。もっとも債務は減ってきてるようで債務なくなれば少しは身軽になれるかも。もっとも利益が出るようにならないと根本的に苦しいはかわら無さそうですが。利益伸びるという根拠があるなら。伸びてもというか伸びる期待も乗ってそうないわゆるボロ株になりそうで伸びても意外に妙見ないかもしれないですが。

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあい感
週足であげてさげ
月足であげ
確認。

売買判断

テクニカル的には、長期にはあげ感。その中で847、370、938と高値切り上げでまた下がってきている段階。押し目となるかこのまま上昇が続くのか?みたいな底は370はさすがに遠いと思うので661あたりでしょうか。
ファンダ的には、状態はいいです。も、赤字はないにせよ減益などは有り得る話でその中でPBRなどはあまり甘く評価しない方がいいかも。もっと長く見るならいぶし銀のように地味に利益が期待できるはかなりありそうな気がします。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

市況は荒れ気味には思えますが、これしばらく荒れてるのではないかと思うところです。

なんかいいことよりは悪いことの方が起きそうな雰囲気な気がするし。

ただ株価水準はそれ相応かそれ以上に安く感じるので自分はたぶん持ってますが。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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