大河の一滴

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(8020)兼松 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

兼松

(東証一部/卸売)

株価

1279円(人々は、大きな山を2つ越えて次を考えている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

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 今日は分析。長期にBPS成長(複利)が15%以上ありそうかつ直近PBRが1切っているものからチョイスして分析します。該当銘柄29。兼松。老舗商社。電子・IT、食料、鉄鋼・プラント事業の3本柱。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2019年3月15日に取得。

デカイ商社ではあるが言うほど名前を聞かない兼松ですが、近年増益傾向ですね。四季報によると「主力の デバイスが牽引 飼料価格の回復受けが伸びる。原 水準で北米油井 想定超の上振計画は最低線。20年3月期も電 バイスが伸びて、増益だそうで、当社27.5%出資のインドUNEX社の冷凍冷蔵倉庫が18年10月操品工場の投資呼び水に。携帯販売は2社合併で効率化進み、店舗数拡大目指す。」だって。それはおいといて、電子とか鉄鋼プラントとかを事業にしながら長期営業赤字が見当たらないのはポイントかも知れない。特損っぽい純赤字が2006年、2009年にはあるね。で、2010年以降はBPSなら右肩です。10年間のBPS複利を取ると19%です。(後述ですがこれはもっと低そう)その他気になるのは2017年の減収なんですが、これIFRS採用によるものだね。2015年からIFRSを始めてて日本基準も2016年まで続けてますが2017年からIFRSのみ。会計基準の違いで売上利益の出方に差異があるという感じでこれは成長とか変化という部類とはなかなかみなし難いです。兼松という会社自体は長期に停滞というか足踏みしながら安定的に利益を出して蓄財しているという感じになるでしょう。も、2018年に大きく利益が伸びてきて今期もその校長が継続してきてる感じでその理由は上の方の理由なのでしょう。というわけでずっと安定的に推移してきたけど直近増収増益となってきたです。これが成長なのか環境による一時的恩恵なのか?・・・両方の面もみれそうな気もしますがさてはて。

財務。債務自体は多く自己資本比率は低いね。ただ営業債務・・要するに買掛などが大きいということでこれは商社の事業性によるもので商社としては言うほど問題にならないかな。また長期には自己資本比率は改善傾向。

CF。営業CFは出てるけど乱高下これは商社だからね。で、設備投資は基本要りませんので長期にはFCFは出てます。で。過去は余剰金がマイナス入ってたみたいですね。無配までいってます。2013年「個別の利益剰余金は、前期末でプラスに転換して以降、当期純利益の積上げにより着実に増加しておりますが、個別 の収益が安定していないため、今後、継続的かつ安定的な配当をしていくことを考慮し、当期末の配当につきまして は、見送り」で2014年に復配、それ以後は増配が続いてます。現預金はすごくもってそうですが、残念ながら「“連結配当性向25%を目処とし、安定的かつ継続的”」な配当政策ですね。減益くると減配も来そうです。

評価。現状PBR0.9ほどでリーマン後最安値時PBR0.8と四季報からのデータからは計算できてるけど、これ四季報とIRBANKでBPSの計算に差異があるね。IFRS採用とか余剰金マイナスにまでいってるとかあり、これはちょっと正しいか怪しいかも。IRBankでは最底辺はPBR0.4切るくらい。こっちが正しそう。純資産みるとそれぐらいになりそう。というわけで歴史的低評価かというとそうでもなさそう。も、状態は悪くなく配当利回りあたり高水準だし長期に財務の蓄積があるのもまた正しそうで高いか安いか言うと安い方には見えます。減益あれば減配もありそうでもうちょっと低い水準もありそうですね。悪くないけどすごくいいかと言うと悩みどころ。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足であげ
確認。

売買判断

テクニカル的には、長期にはあげ。中期には下落ですね。移動平均も割ってます。も、長期ではやはり高値安値切り上げの上昇トレンドかと。上昇トレンド継続と見ると中期の下げは押し目とは見れそう。これを狙うのはありかと。底を見るなら1186かな。 
ファンダ的には、状態はいい感じで近年は特に好調。も、四季報数字には齟齬もありそうで、BPS成長19%までは行ってなさそう。安いか高いかでいうと悪くもない水準だと思うけど、減益は悪い方向に出そうでその意味では狙い目と言えるほど狙い目じゃないかも。

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8020

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8020

IRBANK:https://irbank.net/8020

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにない。

EU4を勢いで買って複雑すぎでまだついていけない程度。

動画などを見て慣れてからやり始めようかと。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)