大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(3138)富士山マガジンサービス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年1月24日取得。

比較銘柄

富士山マガジンサービスとその他

株価

657円(人々は、いいとこなしに転がり落ちている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 3138 7640 3179 9010
企業名

富士山

マガジンサービス

トップカルチャー シュッピン 富士急行
市場 東証マザ 東証一部 東証一部 東証一部
業種 小売 小売 小売 陸運
時価総額(億) 21.8 37.1 163.3 1808.5
株価 657 292 682 3295
決算期 2018/12予 2019/10予 2019/03予 2019/03予
予想売上(億) 33.4 328.0 345.9 543.1
予想営業利益(億) 2.1 2.6 14.1 57.4
営業利益率 6.29% 0.80% 4.08% 10.57%
予想純利益(億) 1.4 0.5 9.6 28.0
EPS成長率(年複利/期間) 16.6%/5年 -17.9%/10年 44.1%/7年 19.6%/10年
BPS成長率(年複利/期間) 48.6%/4年 -8.8%/9年 30.1%/6年 6%/9年
PER 14.51 73.55 17.10 62.50
PBR 1.96 1.14 3.58 6.56
ROE 13.5% 1.5% 20.9% 10.5%
ROA 4.1% 0.2% 10.9% 2.8%
配当利回り 0 0 2.05 0.49
配当性向 0.0% 0.0% 35.1% 30.3%
総資産(億) 34.5 243.9 87.8 995.5
自己資本(億) 9.3 31.0 43.3 254.9
自己資本比率(%) 26.80 12.70 49.30 25.60
一言感想 増収減益 低迷 あげあげも あげ

 今週は比較。3期現金抜きCF倍率を眺めて面白そうだと思ったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。富士山マガジンサービス。本の通信定期購読。比較に書店と中古品の通信販売。ゲストに富士山にべったりな富士急。

 富士山マガジンサービス。雑誌などの郵送定期購読ですが、毎年売り上げ成長が続いている高PBRなグロース銘柄となりそうですがこれもこのスクリーニングで拾ってくるのが面白いところですね。3Qまで来てその時点で16.5億円ほどの現金で、これは時価総額の75%ほどです。実事業価値としては5.5億もないともみなせます。・・はおいといて業績としては売り上げは順調に伸びてます。これは書店業界を考えると無茶苦茶順調です。一方、利益がそれについてこずという感じですが、コストは配送料が上がってきてるようでまた人員採用で増加しているというところがありそうです。まずはこれらのコストを回収し利益が売り上げについてくるか?をどう見るかはポイントかと。・・配送費がかからないだろうデジタルに力を入れてたいみたいですね。財務。まあ16.5億お金持ってますが、売掛未収入金未払い預り金なども統合すると正味4.8億ほどまでという計算になり16.5億は富士山マガジンのものとするのは無理があるってのはひとつ。事業運営上規模が上がると現金は多くなるみたいなところはありそうでその現金自体は右肩ですね。またそういう構造なので自己資本比率などは低く出てます。これは財務悪いというよりは事業特性によるものになりそうですね。CF。営業CFは堅調毎年4~5億でてますが、これは預り金などの増加も入ってそうで富士山マガジンの収入とはいいがたいし、また規模拡張が止まれば営業CFの水準もがくんと落ちそうに思えます。投資はそれなりにしてますね。これはまだ拡張期ということになりそうです。総じて内実は資産内容見てどうこうなバリューというより成長が続くか利益がついてくるか?あたりのほうがものを言いそうなグロースってことになりそうです。

トップカルチャー。蔦屋のフランチャイズしててながらく堅調というか堪えていたというべきか・・足踏み状態も2017年で収益性が落ちてきた店舗の減損で大きく赤字。そして直近は営業利益も赤字転落と崩れた感。売上原価の増加が原因と言ってるね。計画は黒字復帰といってますがさてはて。財務。ここ二年で大きく純資産を棄損。余剰金もマイナスに突っ込みました。自己資本比率も極めてといっていいと思う・・低く借入金も重くのしかかるみたいな。普通にやばそうです。CF。CFは一応マイナスもなく。も、2018年はかなりぎりぎりで通過でちょっとこれは債務返済も苦しそうな水準で復活しないならわりと本気で厳しそうです。投資をしてます。店舗を処分しつつ同時に受け取りもしてスクラップビルドといえばスクラップビルド。手を打ってるともいえるし背水の陣してるとも言えます。このあたりに立て直り成分を見れる根拠があるならよいかもしれません。

シュッピン。勢いよく成長してきましたがここにきてモメンタムついたところで2018年7月月次かな売り上げ成長鈍化あたりで株価は崩れ始め下方入り利益前年割れと株価的にはかなり崩れたかな?というところ。とはいえ売り上げはまだまだ伸びているし利益が出てないかといえば出てる。高成長はどうかなあ?って思うところですが安定成長くらいはまだまだわからないかなという印象。ROEとかの水準なども高く優秀さは感じます。財務。規模拡大著しく。借入金なども増えてますがこれも規模なり。CF。営業CFはいうほど伸びてないとなりそうですね。営業利益の水準よりもかなり低く営業CFマージンなら相当に低い水準でお金稼いでいるかというとあまり稼げてないになりそうです。このあたりをどう考えるか。ゆえに借り入れに頼るしFCFならあまり出てないですね。むしろマイナス?一方増配してますね。FCFマイナスで借り入れて増配。さてどうなのでしょう。

評価。富士山マガジン。バリューとしてみるのは危険かな。一方成長狙いのグロースとしては上場以後株価下がり続けという感じで利益は足踏みもPER15ほどまでこれがコストを回収し売り上げ並みの利益が出てくるようになるならとても面白くなってくるかもしれない水準かもしれません。利益がついてくるとは言ってません。

トップカルチャー。非常に厳しい状態。ただ同時に手は打ってそうなので復活もなきにしもあらず。復活の方向に出るならPBR1.1ほどはレバレッジもあり妙味ある水準かもしれない。苦しい戦いだしボロ株突っ込んでると思いながらなら応援するのもよいかもしれません。

シュッピン。勢いよく来てたけど成長鈍化の疑いをかけられている状態か。まだ成長の勢いが続くならPER20切りは妙味があるともいえるかもしれない。

富士急。大手鉄道というよりは観光業だしだいたいハイランドみたいです。シクリカル風味なのかな?って感じるところですが実際リーマン時にそれ相応に減益してますが赤字なんてないし営業CFも稼げてますね。富士山世界遺産登録効果か近年かなり好調です。状態は全然悪くないですね。ただ評価はたっかいですね。優待が好みなら・・とか思いますがたぶんほかで配当もらうほうが利回り的にはマシになりそう。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足で上場ゴール
確認。

売買判断

テクニカル的には、上場以来いいところなし。行くなら逆張りになり基本的には反転見てからがよいのではないかと。599を底に見ていくのはないとは言わないけど。 
ファンダ的には、このスクリーニングに引っかかるも現金の多さは事業特性によるもので相応の負債または営業CFも規模拡大で入ってくる感じに思えるところのバリューというより遥かにグロース。だから成長とまったり利益が伸び悩むと厳しいかんじでしょうか。利益が伸びてくるとするならなかなか面白そうな水準です。そのようにグロースとしてみるならあり。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

マザーズで規模感のあるサンバイオ危機?で市場全体えの影響が危ぶまれてるような雰囲気でしたが、それほど大きな影響はなかったようです。

このように危機に対する懸念とか多く空振りするものに思えます。

いちいち反応して心配するような態度でいないようでいたいですね。

 

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールの後継バージョンで作成しました。

株探データで銘柄比較表