大河の一滴

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日経マネーに載りました。その4。

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日経マネーに載りましたのでお知らせ。

また私の名前が載ることになりました。

よければいろいろ有益な記事もあると思いますので買って自分の名前をついでにみてください。(ついったアイコンは以前のですがわたしです)

 

 該当記事は64ページです。

 

ちなみに過去に載ったときのお知らせは以下です。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

 今回はRIZAPです。

今回は日経マネーさんで「優待・高配当」のテーマを扱うとのことでその中でRIZAPについてのコラムがありRIZAPへの言及を求められた感じです。優待で人気のRIZAP(とその上場子会社)が果たして今後優待は維持できるのか?と切られる子会社が出てくるのか?がポイントだそうです。

 

そこで主に財務・ビジネスモデルからの観点からの以下についての質問ですね。

・RIZAPの今後の業績は?

・RIZAPの優待は維持できるか?

・RIZAP上場子会社でリストラ対象となりそうなのは?

 

以上を聞かれましたので自分は主に財務諸表とにらめっこしながらそっち方面の視点からざっくりと答えさせて頂きました。

実際にどう載ったかは誌面を見て頂くとして自分はこれらの質問にこう答えたよって内容を以下にて。

若干誤字脱字語順を整理してますので、まんまではないですが内容はまんまだと思います。

 

以下のように答えさせていただきました。

・RIZAPの今後の業績は?

RIZAPという会社というかRIZAPが行っている経営方針は自分としてはかなり否定的で、自分の理解では端的には業績の冴えない企業を安く?買収することで負ののれんを計上しながら規模拡大してきたという理解です。

結果としてライザップのCFを見てみると(参考:https://irbank.net/E00518/results) CFは伴ってないのにも関わらず借り入れを拡大しながら会計的には業績を伸ばしてきたというふうに見ています。 これをざっくり言えば儲からない企業を買えば儲かると言ってるようなもので、ポケットにお金を突っ込む(つまりは営業CF、FCFを出す企業)ものを資産、奪うものを負債とみなすロバートキヨサキ的な発想で投資をしている自分としてはやってきたことは銀行にお金を借りて負債(価値がマイナスのもの)を買収している(つまりは負債を負って負債を買っていると言える)というふうにみなせるところですごく関わりたくない企業です。

一方青写真としては、安く買った冴えない会社を立て直し・・となりますが、立て直せるのならお金も入ってくることになると思いますし、かなり株価が下がってきたところに見違えるほどの変身があるなら株価上昇もないとは言えません。

ただ現状においては、業績が厳しめの子会社も多くグループ全体としては債務を増やし営業CFも増やせていないと、リスクをより大きく負いながら結果が出ていない(買収をお金を稼ぐという観点で言うと買収して結果が出ていないになります。)と、基本厳しめに見ておくのが良いとは考えるところです。

カルビーから来た松本氏が活躍しこの方針転換に成功はあり得る未来ですが、投資として考えるならかなりハイリスクハイリターン(それも自分としてはリスク寄り)と思える次第です。 特に優待取得のため長く保有という視点で見るならハイリスク寄りです。

以上のように思いますが業績で特に営業CFの増加を確認するなら経営再建は上手くいってるとし以上の意見をひっくり返し、ライザップの経営手腕を認め投資も考えるかもしれません。

 

・RIZAPの優待は維持できるか?

グループ各社これに関しては上記の状態、業績傾向に反して意外に維持される様に思えます。

というのも、優待内容が自社製品あるいはライザップグループの商品であり、健康食品などは原価率も低く実際の価格よりコストがかからないと思われるところだからです。また優待で株価ももっているような部分もありそうで、廃止改悪となるなら相応以上の株安と出そうで、特に財務的な余裕もなくなってそうなRIZAPにも厳しそうです。

例えば子会社を売るにも株安してるとそれだけ売る際に値段も下がりますし、銀行からお金を引っ張ってくるのも株価が高いほうがやりやすいでしょう。

 

・RIZAP上場子会社でリストラ対象となりそうなのは?

正確にグループ各社把握してませんが、https://kabutan.jp/themes/?theme=RIZAP%E9%96%A2%E9%80%A3

であがっている

2928 RIZAP

3140 イデアインタ

3185 夢展望

3344 ワンダコーポ

4650 SDエンター

4833 ぱど

7448 ジンズメイト

7577 ハピンズ

8105 堀田丸正

9980 MRKHLD

以上の業績財務CF状態を確認しました。

特に営業CFは順調に入ってるか?またこれからそれが入ってくるかを想像できそうかでの判断ですが、中で煮ても焼いても食えない状態にありそうなジーンズメイトHAPiNSはリストラの可能性も高そうです。ぱど、堀田丸正、MRK HDあたりもちょっと怪しいかなあと思うところです。 中でもジーンズメイトはすごく危険そうです。

営業CFマイナスならお金が流出しているということですのでやはり厳しく見られる気がするところです。またそうであっても売上が伸びてるならそれは将来は見込みがあると判断され許されるかもしれません。 計画で売上が伸びるとされてるものも多いですが、計画がぶち上げられている可能性も疑うべきでひとまず実績で見ておくのが無難だと思います。

その中でイデアインターナショナルなど売上を急拡大させているような企業もあり、これは面白いといえば面白いですが、急な規模拡張は高いマネジメントノウハウを求められそうで、バランスを保てなければ大赤字連発でものすごく大きなお荷物になる可能性もあると見ていたほうがいいかもしれません。そういうのもハイリスク・ハイリターンと見るべきかと。もっとも利益も伸びてくるなら優待をもらいつつ株高も享受出来るかもしれません。

あとワンダーコーポレーションSDエンターテイメントはわりとCFの安定感も見れますし株高はあまり狙うのには向いてなさそうに思えますが優待利回りあたりが納得できるなら優待目当てで持つのもありかもしれません。RIZAP本体もたぶん本業は堅調(たぶんです。余計な子会社が多くて状態が見定め難いです)でこれも利回り見て納得するならありかもしれませんが、大きな特別損失あたりは出てきそうでより不透明感が高いように思えます。

 

以上です。

振り返るとRIZAPって拡大の意志が非常に強い会社だなあと感じます。

まずは規模、規模、規模!みたいな形で買った子会社などもできそうならがんがん拡大の方向に向かってますね。それがどこまで持つか?自分には崩れかけているようには見えるんですけどね。

 

とまあ自分は以上のように長々答えましたがそれがどのように記事になるのか?なんて視点で見るのは面白いかもですね。

限られたスペースでたくさんの情報を整理し要点を切り出しまとめられる記者さんはやはりすごい&苦労されてるのだなと自分は思うところでした。

 

そして日経マネーさんに載せていただくことが続いておりますが別に日経マネー専門でも雇われているわけでもありません。

なにかをアウトプットするというのは力になると思いますのでできそうだと思うならさせていただきたく思ってます。

なにか用向きの方はツイッターやブログコメあるいサイドバーなどでご連絡くださいませ。

 

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