優待投資ってありますよね?
自分も優待投資をする優待族属性があったりするのですけど、いろいろ聞く限りの実感では優待族ってしぶといと言うか、もっともしぶとい部類な投資手法なんじゃないかな?って思ってるわけです。
そんな話から始まる投資には負けないことと勝ちに行くことを目指すものがあるよね?って話。
優待族のしぶとさは大したものです。
ここでいう優待族は、株式投資をまさに株主優待目当てで買ってるような種の人です。
代表は優待アイドルの桐谷さんにほかならない・・その手の優待投資家。
自分はこの手の優待投資家でわりと長めに投資してるが条件ですが負けている人を見たことがない気がしています。
負けてないなら勝ってるということになりそうですがイメージとしては負けてない。
ほんとにしぶとくて、20年前に買った吉野家は全然含み損だけど牛丼食べて回収したとか。そんなイメージ。
そういう感じなのですが
改めて考えると優待投資・・・・特に優待をもらうように特化するなら負けがたい投資になるのでは?と思うというか自分が思う負けない投資になりやすいのではないかって思うんです。
・利回りによるバリュー判断がある。
・優待を多く得ようとすると必然分散投資になる。
・優待が生活費を押し下げ配当もあって投資に向けられる資金を増やす
・多少株価が下がっても堪えていやすいというか長く持つこと自体が投資を負けない方向に持っていく。(企業利益が長期には株高に作用する)
ちなみに企業が儲けられるくらいなら長期には企業の価値が増し株主も儲かるだろうなってことを言った参考記事
負けない投資というのがあるんです。
その中で優待投資は基本負けないことを志向する性質を持ちやすいのではないかと思ってます。
ここでは優待投資を例に挙げてるけど、別に優待投資以外にも負けない投資を志向することはできるでしょう。
インデックスドルコストなどはその最たるもの。配当狙いもそうだろうし、保有財産と時価総額を比べるようなネットネットバリュー投資もこちらの面が強そうです。
そしてありそうです。
これらとは逆の・・負けない投資とは逆を志向するような・・・
勝ちに行く投資というものもありそうです。
例を挙げるなら負けないを志向することになることも多い優待投資絡みであっても、売りつけるを前提に集中するようなものとか。他にも昇格狙いとか。
優待導入狙いでたくさん買ってあとで売りつけようなんて種のものも勝ちに行っていると言えます。そのように自ら勝ちを取りに行くって発想の投資だってあります。
他にも例えば、株価上昇の最終局面に入ることは基本的には勝ちに行く行為と言えそうです。だって株価上昇の最終局面が一番よく上がったりすることがとても多いですし。バリューとの比較で言えばグロースは負けないことを志向というよりは勝ちに行ってると言えそうです。
そしてそれらはどんな形をしているのでしょう?
自分が思うに例えば以下みたいな傾向があるんじゃないかなあって思うわけです。
負けない投資
・大きく儲けるより減らさないというのを志向
・負けにくく大勝ちしにくい
・集中より分散を志向
・グロースよりバリュー
・変化に乏しい
・リスク管理はより低難度
勝ちに行く投資
・リスクをより大きく取り増やすことを志向
・大勝ちしやすいが大負けもしやすい
・分散より集中を志向
・バリューよりグロース
・変化に富む
・リスク管理はより高難易度
あくまでも上記はこんな傾向があるかなあという個人の憶測だしあくまで傾向と思えることだし、時には違う性質を示すような形にもなりそうです。
そしてたぶん負けない投資と勝ちに行く投資は基本両立しないんじゃないかと思ってるわけです。途中で変質して行くことはあるかもね。
これは自分の考えたことですが、みなさんも同様にそれらがあるとしてそれはどちらか?それらははこういう性質がありそうだよね?って考えてみるといいと思うんだ。
そしてこれを自覚しているかが結構大事だと思うんですよね。
これらを分別してないし、自分が結果的にどういう性質を持つ選択をしているのかも自覚してないってことは結構あるように思えます。
例えば「優待投資や配当主眼の投資をそんなの儲からないじゃないか?」とか「そんなのより上がるもの買うならもっと値幅取れるんじゃないか?」と馬鹿にしたりする人は、あまり負けない投資を志向するという発想がないのかもしれません。
つまり常に投資とは勝ちに行くものという世界観だったりするのかなあって思います。
また上でも言いましたが、株価上昇の最終局面はより勢いよく株価があがるものです。そして多くはその後に大きな株安がありがちです。
これを株価上がってるから買うという行為は、勝ちに行く行為ですし、同時に大きな下落にも巻き込まれやすく負けやすい行為でもあります。
それを自覚していないなら、それは同時に負けやすいと自覚していないのであるなら気をつけるべきことを気をつけることができなく、気がついたらあれよあれよと負けていき結果大負けになっている・・なんてことも多くあるように思えます。
勝ちに行く投資をするなら同時に負けやすいとも認識し、より高度なリスク管理がされていてしかるべきです。そのことを知らなければ、意識せず結果勝ちに行く投資をして結果ずさんなリスク管理で大負けすることもある・・・そしてそんな事になってませんか?というか大負けする人は大抵このルートな様に思えるし、負けない投資を選択するならそうそう大負けなんかすることはなく(たまにはあるでしょうけど)、たいてい優待族みたいにしぶとく生き残るはずだと思いませんか?
というか大負けしてるとするなら・・・
多くの場合においてそれはあなたが勝ちにいったからです。
自覚してるかは知らないけど。
自分はそんなふうに考えるわけで、これは負けないことを目指すのか?それとも勝ちに行くことを目指すのか?などと考えながらじゃあこういうことは気をつけないとね?って考えていこうと思うわけです。
負けない投資と勝ちに行く投資があります。
それらはどんな形ですか?
選んでいることを自覚していますか?
そしてあなたはなにを選びますか?