大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(2914)日本たばこ産業 日記(分)

スポンサーリンク

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

日本たばこ産業

(東証一部/食料品)

株価

2616.5円(人々は、山に登って満足して下山中。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20190101161546j:plain

 今日は分析。配当優待利回り(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2018/07/29/210000)を眺めて使えるわりには利回り高そうなもので気になったものをチョイスして分析。日本たばこ産業JT

。優待は商品。配当優待で利回り6.5%。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2018年12月28日に取得。

まず2012年から売上激減してるように見ますがこれはここからIFRS採用のため。事業自体に変化はないと思われるけどここの前後の比較は注意。は、あるけど基本的には長期に安定的な業績を見せており安定感は市場でも相当に高いほうです。当然赤字など見当たりません。事業の中身を見るとタバコが9割ほどの規模を占めており、他はおまけ。タバコも国内より海外の方が比率高めです。タバコと言われると世界的な嫌煙傾向で衰退のイメージですが文字通り衰退と思いますが、日本は減少海外は増える形でJTの規模自体は大きくなっておりIFRS採用直後から見ても利益は伸びていますし、今年3Qまで終えて堅調というところで今のところは衰退とは言えません。同時に近年はEPSは伸び悩んでますしBPSも横ばい程度か。一言で言うと停滞です。

財務。財務健全性はほどほど。負債で大きそうなのは社債とキャッシュ・マネージメント・システム預り金というのが目立つところです。キャッシュ・マネジメント・システムとは子会社間のお金のやりとりでのお金のようで、グループで融通し合うことで全体の有利子負債などの減らして金利支出などを減らす的な目的があるようなことが調べると。余裕のある子会社から借りてるということになりそうだね。実際推移を見ても安定的です。金利も無いか微々たるものでしょう。問題ないとしていいのではないか。

CF。財務より問題がないのがCF。とても安定的な営業CF推移。投資も普段はあまり必要なく普通にしていればFCFが潤沢に出ます。2016年2017年に、また過去には2008年に大きな投資支出。企業結合に伴う支出と言ってるね。調べるとやはり買収だね。特に近年は買収に熱心な模様で海外企業の買収を散発しています。以下のような記事もありますね。のれんが大きくなっており減損リスクはあるといえるね。

JTが1兆7190万円も抱える「のれん」とは一体何なのか? - M&A Online

JTが抱える「時限爆弾」 | ビジネスジャーナル

とはいえ、CFの水準を考えると抱える負債もそれほど大きくはなく問題ないとはCF方面から言える。逆にCFに問題ありとなってくるとかなり苦しくなるのでは?とも想像できます。ちなみにCFマージンで見るとIFRS採用後からもとても堅調な推移です。タバコ事業が基本的には優秀なCFマシーンであることは今の所疑うのが難しいかと。また配当増配が続いてますがCFから及び配当性向からこれ以上はあまり余裕がなくなってくる水準にまで来てそうです。利益などが伸びてこないならなかなか難しいのではないか。

評価。大きくは問題のない業績と財務。CFも潤沢で還元しつつ大きな買収もこなせてます。一方タバコ業界自体は衰退が見えるところでこれの衰退がどこまで進むか?はポイント。この衰退が早ければ利益あるいはCFも傷つき厳しくなってくるは考えられるところ。いまのところは堅調です。還元は余裕でもなくなっていて増配はあまり期待しないでいたほうが。減配も織り込んで優待合わせて5%ならいいやみたいなスタンスなら持ちやすいかもね。

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足であげてさげ
確認。

売買判断

テクニカル的には、 目下絶賛下降トレンド。月足週足見ていてもなかなかすぐにこれが止めるとも思えないかな。値動き的には非常に買い目線は厳しいかな?という印象。とはいえ直近反発。2481を底にして逆張りは試みてもいいかも。すぐ切れるような気もするのでそしたら逃げるとして上手く反発すれば美味しいみたいな狙いで。
ファンダ的には、堅調な業績とCFに支えられて今の所問題なく。成長なければ還元は限界が迫ってきてるかも。若干割り引いて見れるなら利回り的にはわりといい水準。つまりそれなり以上に安い気はします。

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=2914

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2914

IRBANK:https://irbank.net/2914

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 2019年が始まりました。

あまり株高する気はしてないですが、今までの方針通り会社見ながらポートフォリオの強化をするというのを継続するつもりではあります。

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)