大河の一滴

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(7414)小野建/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2018年10月19日取得。

比較銘柄

小野建とその他

株価

1690円(人々の登った丘は下り坂に転じてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7414 8076 8078 5411
企業名 小野建 カノークス 阪和興業

ジェイエフイー

ホールディングス

市場 東証一部 名証二部 東証一部 東証一部
業種 卸売 卸売 卸売 鉄鋼
時価総額(億) 364.7 105.4 1581.1 14780.3
株価 1690 949 3735 2405.5
決算期 2019/03予 2019/03予 2019/03予 2019/03予
予想売上(億) 2,207.8 1,227.7 20,000.0 38,500.0
予想営業利益(億) 68.1 16.9 310.0 2,700.0
営業利益率 3.08% 1.37% 1.55% 7.01%
予想純利益(億) 48.1 12.1 195.0 1,800.0
EPS成長率(年複利/期間) 12.5%/10年 2.2%/10年 12.5%/10年 -0.8%/10年
BPS成長率(年複利/期間) 4.7%/9年 7.1%/9年 7.9%/9年 4.3%/9年
PER 7.58 8.40 7.78 7.70
PBR 0.56 0.45 0.81 0.7
ROE 7.4% 5.4% 10.4% 9.1%
ROA 3.3% 2.0% 2.3% 4.0%
配当利回り 4.44 3.9 4.02 3.95
配当性向 33.6% 32.8% 31.3% 30.4%
総資産(億) 1455.9 617.6 8619.7 44609.0
自己資本(億) 648.8 223.9 1878.3 19462.3
自己資本比率(%) 44.60 36.20 21.80 43.60
一言感想 まああげ 停滞 あげ 不安定

 今週は比較。市場統計推移記録表から配当性向低い割には(50%以下)配当利回りが高いものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。小野建。鉄板などの卸。比較に同業。ゲストに鉄板製造のJFE様。

 小野建。鉄板販売というとシクリカルな印象ですよね。はいシクリカルです。売上も利益もかなり外部環境に影響をうけて営業利益前年比4割減とかはありますが、長期間見る限り赤字なし。BPSなら2000年以降常に前年超えみたいです。このあたりが卸の強いところです。在庫調整だけでリスクコントロールできるところがある。で、景気で影響を受け押し込まれたりもしましたが成長を見せて売上利益とも過去のピークと迫ったか越えたかくらいで今後どうなるか?みたいな感じです。気楽に成長は描き難いところではありますけどそれなりな安定性をみせてます。財務。総資産純資産ゆるく上昇。自己資本比率は横ばい程度。借入金の規模は大きくて余裕はさほどなさそうです。CF。営業CFは乱高下。トータルでは普通にプラスですね。で、2014~2016年に大きめの設備投資。有形固定資産の取得のようだね。利益が2017年以降伸びてるのもあって投資してよかったね感はあります。ただ投資も絡んでFCFはあまり出てないかな感。絶対の収益性が低く収入も安定しなくほいほい増配とかし難いのも卸の特徴ですかね。近年増配に来てますが。今後はどうですかね。設備投資が入らないなら余裕ができそうですが。

カノークス小野建と近い傾向。過去まで戻ると2002年とかは純赤字があるね。でもリーマンとかは大幅減益も黒字で耐え長期BPS右肩上がりとやっぱり小野建に近い傾向。こちらはリーマン前の利益に届いていません。より停滞色が強い感じ。財務。小野健と近い傾向か。借入金が重そうなのも一緒です。CF。小野健と(略)こちらは設備投資をほとんどしてないですね。投資をしてるかが利益伸ばすのと足踏みしてるのを分けている印象です。その分手持ち現金が多めでその気になれば借入金は大半返せますね。ただ収益力はさほどないのでそれで返しても貯金はなかなかたまらないかもです。配当性向上げてきてるようで増配です。

阪和興業。近い傾向。こちらは赤字なし。で、近年の成長感はなかなか明らかにリーマン前のピークを越えてきてます。財務。資産伸ばしてますが借入金も伸びて自己資本比率は直近下落かな。投資の匂い。CF。営業CF乱高下は同上なんですが、設備投資じゃない投資を大きく。有価証券の購入なんですが借入金してやってますね。ちょっと不思議な動きですね。債務も重そうなこともありちょっと不可思議。聞いてもいいかもしれません。ここでは突っ込みません。増配もしてますが利益連動ぽいですね。

評価。小野建はこんなもんだよね感のある業績と評価。配当狙いはありかもしれない配当利回りですが利益連動な部分もありそうで減益とか来ると今の配当水準は下げられるかも。

カノークスも配当狙いとしてかなりいいかも。直近減配はありますがこれは記念配当絡んでのものでそれを除き見る限り減配はなく。かつリスクを取らない現状維持姿勢もあって配当配るマシーンになってる感はかなり。同時に成長とか増配は難しそうと痛し痒しでもある。

阪和興業は随分減配無しで来てるし成長みたいなところも見せているのですが借入金が大きい中でさらに借入金増やして有価証券買うなどちょっとこのあたりの不可思議な動きには留意。これが問題なければ結構配当狙い向きかと。

JFE様。リーマン前にピークがあり。その後は渋い業績推移で苦しんでおられたがここにきて復調感はあるけどピークは過去ですね。鉄鋼は大変そうという感想です。とはいえ財務改善してるようだしCF踏まえれば借入金もいうほどしんどそうでもないし、このままの調子が続くなら問題にはならなさそう。でも買うならもっと安いときがいいと思うな。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足であげ
確認。

売買判断

テクニカル的には、中期までの下落トレンド感。も、長期では上げてきてからの調整感も。長期の移動平均も割ったくらいでまだ上昇を見るなら反転を狙うのも考えられる局面か。底は1652。近いので切れるかもしれない。切ったら次なる底も遠いし逃げてまた様子見しつつ底定めするのがいいと思うな。 
ファンダ的には、配当狙いは機能しなくもなさそう。減益で減配はありそうなので今の額が貰い続けられるかは微妙。増益して増配もあるかもしれないけど。より見通しを固くしたいなら増配はより期待薄になりそうだけどカノークスのほうがおすすめだよ。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 まだ市場は疑心暗鬼で方向が定まらない感。

自分もどっち行くかなんてわかんない。持ってはいるけどだいたいいつも持ってるし。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールの後継バージョンで作成しました。

株探データで銘柄比較表