大河の一滴

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内向きな投資

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内向き

ネガティブなワードだよね。

なんか世の中内向きなものは全て悪くて、外向けなら万事OKみたいなことなってるんじゃないか?と思ったりもしますが今回はそういうことじゃなくて、投資で結果を出すには・・?と考えたときに内向きなのも案外悪くないというかむしろ内を見たほうが答えが早いというか答えは内にあるんじゃないの?的な話。 

 

あなたの内に答えがある

とかいうと、似非宗教家が答えづらいことから逃げるためにそう言ってるようでもあってなんともだけど、ここは一つの実例を出して答え出すには内向きに見ないと駄目だよね?って話するから。

これに限らず、投資は特に内向きにならないと駄目だと思うは自分の実感です。

 

ある日、自分はある会社を買うか買わまいか検討してました。

2018年の5月だね。

まあ、それはラクス。

以前より極めて優秀な数字を出している会社だとは知ってたし、事業も継続性が高く業績が環境悪化で大崩れも考えにくく、今後も高い成長を見せてくれる可能性が高いと思われた企業。

ただしその時期だったら極めてお高いPER100程度。

 

それをこの月会社の説明会に参加する機会があって社長さんのお話を聞くことになったわけで・・

その社長さんが極めて優秀に感じたこともあり、そしてその極めて高い数字が意図して狙って作られたものだという認識にもなり、今後も高い成長率を維持する可能性はかなり高いのではないか?という結論(というか期待だね)になったわけど。

つまりは、この会社すごく欲しいとなったわけです。

 なので検討してたわけです。

 

外を視るなら。

自分のこのときの思考をなぞる感じで書くなら・・

 

ラクスは傑出した数字を持つ会社。そしてきっと将来も事業を育てていくだろう会社。

そして極めて優秀な経営者が居るというか、その経営者だからラクスはそういう会社になった疑いが強い。

そして極めて高い評価というか高いお値段がついている会社。

ざっくりとこのように評価できる。

 

PER100は高い。しかし、アベレージEPS成長24%が続くならそれは三年でEPSは倍になる。3年待てばPERは50、6年でPER25、9年でPER12.5。その成長を見せる企業が9年後に現買値ベースでPER12.5になっている可能性は極めて低いとは言える。(ちなみに会社側はアベレージ年30%成長すると言ってる)

成長が見込んだ通りに推移するならPER100は高くないというかあっという間に高くはなくなる。

 

一方PER100はやっぱり高いと言うか安いというか。この手のスーパーグロースのPERをみるなら、環境にもよるけどPERは30〜200程度か。場合によっては20程度(リーマン時あたり)、800程度(ITバブル時のヤフーとか)まで。

極めてその範囲は大きくなるとは考えらる。

成長を取るという狙いで行くなら、長く持つことになる。当然過去にあったことぐらいまでは想定しておくべき。

となると範囲は、PER30〜200程度までは考えておくべきか。

EPSが上る前にPERが下がる可能性を待つか。もちろんそれは来ない可能性もある。

 

ざっくりなら、成長期待で買うなら、成長を待つ間に株価三分の一、五分の一、あるいは成長頓挫でもっと壊滅の可能性までみるべき案件で、かつ安くなるのを待ってても落ちるのをまっててもその間にEPSが跳ねて株価も跳ねて永遠に買えないなんてこともあり得るような案件。

とかとか考えて・・・うーんみたいな。

 

確定的な未来をエスパーできてる人は知らないけど、そうでないならこれ答え出る?

ラクスを買うべきか、否か。

それをいつどれだけ買うべきか。

 

自分は思います。

こんなん答えでるわけないよね。

外だけ視てても。

 

だから中を視るのです。

だって中にその答えがあるのだから。

 

自分は、見ました。とりあえず自分の資産。

資産状況を見ながら考えました。

ラクスを買うとしラクスが最悪のケースをたどった際に引くべき損失許容ラインはどこ?

いろいろあるよね。

例えば総資産の2%。2%も半分で2%の4%。全部飛んで2%の2%。

年初からの利益からも引けるだろう。年初からはこれぐらい増えてる。ならばこの基準ならこれぐらいまで。年初は年初より減るかもしれないそれを踏まえるとここくらいまで。

今年は全体の配当はこれくらい貰えそうだ。ならばその配当分を絡めてここくらいまで。

とかとか。

例えばPER三分の一まで許容するとしてそれによる損失を総資産の5%まで認めるとするならラクスはおよそ総資産の7.5%程度まで買っていいとなるね。

 

機会ロスと買って損する可能性どちらを重くみるべきか。

どのくらいリスクを取れるのか、取るべきなのか。 

リスクをコントロールするにはどのような基準でどのように買うべきか。

 

それは内というか自分の状況も見なければ考えることが出来ません。

そう思いますがいかがでしょうか。

 

そんなわけで

結局ラクスは、よしここまでなら大丈夫だろう。いいとしよう。とした範囲内で買いました。

内を見ることで買うか?どう買うか?を決定したわけですけど・・

もっとそもそも買った理由を考えるならつまりはラクスがすごく欲しかったからになるわけで、それは自分の理由です。それは外をみて有利だと判断したとかからではなく、自分を見て自分が期待したというか自分が変化したからです。

 

なぜ買うか?もその答えは外じゃなく内に転がってます。

というか会社見てもチャート見てもあなたが買う理由なんて転がってなくてその買う理由を見出すのはいつだってあなたの中の答えです。

内を見なきゃそれをなんで買ったのかすらわからないはずです。

 

なぜ買うか?も理解せず認知せず買っていって、運が巡ればそれでもうまくも行くこともあるんだろうけど、そうじゃなきゃうまくいかない事もより多くなるだろうし、長く運よくあり続けることなんて期待すべきじゃないよね。

 

答えは自分の中にあるのです。

それを買うべきか?買わないべきか?

買うならいつ買うべきか?

どれだけ買うべきか?

それを買う理由さえも。

 

それらは外にあるものではなく、自分の中にあるものなんです。

外は大事じゃないなんて言わないけど、大切なものの多くは自分の中にあるんです。

なのに自分の中に答えを視る視点がないというなら負けるかもね。

だって大きな大切なことを見逃すことになるんだから。

 

というわけでございました。

なので、自分は外も見るけど、内もというか本筋こそ内にある答えにあると思いながら自分の中の答えを探し向き合って行こうと思っているわけです。

 

投資においても大切な答えは外ではなく内にあります。

内を視る視点をなくして、大切な答えを無視していいのでしょうか?

あなたは何を視ますか? 

 

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