大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

消えゆく数字

スポンサーリンク

f:id:kamomenotoushi:20180510183400j:plain

今年ぐらいからあるものが消えていくわけです。

これを書いている今は2018年の5月ですね。

そんな時分ですが、最近は結構以前まで遡れる様になったんじゃないかと思います。

一昔前ならきっと5年前より昔は確認が難しかっただろうと思うそれ。

わりといい時代になったと思います。

 

しかしそれでもそれは消えていく。

そしてその姿は変わって見えるようになりそこにあるものはいいものになる。

そんな話。

 

それとはなんだ?

既にもったいぶってるけど、これ以上もったいぶらず答えてしまうと・・

 

それは過去の企業業績。

 

紙の四季報なら過去5年、その他も四季報以上に見れるところは多くはないんじゃないかな。

長い方だろうマネックス証券の銘柄スカウターとかGMOクリックの個別銘柄情報とか四季報CDだと10年前までだね。四季報オンラインのプレミアムも過去10年みたいだね。

一昔前なら、過去の業績を見る方法なんて四季報ぐらいしかなかったようです。

それが証券会社の情報は充実し、様々な投資情報サイトもいっぱいできて10年前の業績データくらいならわりと簡単に手に入るようになりました。

いい時代になったとか言えばとてもおっさん臭い台詞ですがたぶん事実そうなんじゃないかなーって思ってます。

 

それがどうしたって?なんの話だって?

これって今後ターニングポイントにもなってくると思うんです。そういう話を始めてます。

 

つまり消えるんです。

10年前より以前の業績は。

結構情報が充実してきてると言える2018年5月現在においても。

それより以前の情報は知る限りだと株探プレミアムが過去20年でそれくらいなように思えます。もしかしたらIRBankは残してくれるかもしれない。

そんなわけで10年前より前の業績を見るのはなかなかしんどい。意図して探さないともう手に入らないんじゃないかな?

 そして意図的に情報を探す人以外は知らなくなる情報なんじゃないかな。10年前より前の業績とかは。

 

決算が更新されれば昔の業績から画面から消え見えなくなっていくのは元々で大抵はそんなには大きな意味も持たないだろうけどね。でもそれが2018年の話だとするならちょっと別。

 

なぜならこれから消えていくのは2008年。

リーマンショックがあった年だからです。

 

自分のある保有企業のそれを見てみました。

それは自分の主力なんだけどね。
それが最近通期決算が発表され、まあ悪くない決算で通過したは置いといて、それで2018年度の実績と2019年度の計画が情報サイトに乗ることになったわけです。

そしてそのかわりに消えたのが2008年度の決算情報です。

その企業の2008年の純利益は赤字でした。

  

そして自分の保有企業は今まで赤字を出したことがないだいたい右肩上がりの優良企業となったわけです。

いやぁ、めでたいですね。

 

ってそんな訳あるかい!

個々ではいろいろあるけど大筋においては2008年~2009年はリーマンショックの影響で多くの企業が業績を落とした時期です。

リーマン前の業績ピークは2007~2008年。2018年時点で2007年は既に消えてると思うけど、去年とか今年ぐらいから業績を落とす前のピークとかリーマン時に赤字がでたという過去は長期間のデータを載せる情報サイトからも順次葬られて行くことになるでしょう。

 

色々見てますとリーマン前に一度ピークがありリーマンでひどく落ち込みそこから大きくは右肩あがりみたいな業績推移をしている企業は多いです。というよりだいたいそうだといえるくらいかもしれません。

数字が消えることによって、ピークからどれだけ落ちたか、どん底の時どこまで業績悪化したかが見えなくなるわけです。(ピークからどれだけ落ちたかはもう見れなくなっているものも多い)

 

そして多くのあるいはだいたいの企業は右肩上がりの優良企業となる。

 

実際に企業が変わったわけじゃないけどね。

自分の保有企業なら実際にピークから大いに落ちて赤字出してるし。

 

その会社は変わったわけではない。

赤字の記録が見えなくなって利益右肩上がりの企業に見えるだけ、臭いものに蓋をしただけ。

別にその企業に悪環境の中増収増益を達成するまでの力なんてなくても、増収増益をつまり成長をなしてきたという姿が残り、ああなんていい会社なんだと見えるようになるだけ。

 

というより悪環境、リーマンショックの記録は消えていく。 

 2018年5月、もうすでにそれは消え始めているけど、これからいよいよ本格的に過去の数字は消えるというか歴史は忘れられていくわけです。

 

で、忘れていいと思いますか?

そんなのもう起こらないし忘れていいんじゃね?って思うなら、ごめんなさい。無駄な話につき合わせてしまったね。必要だと思う以上の情報は無駄だと思うしそれでもいいんじゃないかな。

 

でもこれ、忘れると危険だわ。

とか思うなら。

何かをしたほうがいいと思うんです。

そのとき何をすればいい?

 

考えられるのは

自分がしてることだね。

とりあえず過去の四季報CDはキープしてます。 

投資する際にはとりあえず確認してます。

例えばそういうこと。

四季報オンラインで過去の四季報は読めるようだね。

それでリーマン前後あたりの情報が載っているのも確認できるというか、それぐらいの時期の現物四季報を確保して確認するとかでもいいかもしれない。

他にもあるかもねなので例えばの話。

 

きっとこれからはリーマンショックに何があったかを確認する確認できる市場参加はどんどん減っていくはずです。もう減ってきてるはずだけど、それを確認するハードルが一段上がることで完全に少数派までに減ることになるでしょう。

 

そのとき歴史を忘れるか?歴史を覚えているかで差がつくと思いませんか?

自分はつくんじゃないかなって思うのでそれを忘れないように消えゆく数字をつなぎとめる努力もしておこうと思っているのです。

 

 

消えゆく数字があります。

そこにある歴史を覚えておく必要はないと言えますか?

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
  にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ 

 

似てるかも?

kamomenotoushi.hatenablog.com