大河の一滴

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投資家の「量」の制御

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投資家トレーダーのできるコントールは3つだよね?

という記事をあげまして、今回はその続きの話。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

できることは3つにおいてのみだけど、その3つも重要度に差があるよね?という話。

というわけでいきなりだけど

 

「何」「いつ」「量」

この中でどれが一番重要でしょうか?

重要というのはどれが出てくる結果をもっとも左右する要因か?ということです。

 

とりあえずこれの構造は明確かと思います。

「何」と「いつ」がプラスかマイナスかを決定し、「量」がその大きさを決定する。

 

と、考えるならいちばん重要なコントロールは・・

「量」です。

利益あるいは損失の大きさを決めるのがこれだからです。

 

大きな影響が出るかどうかを決めるのは「量」に対する判断がどうであるかです。

 

投資の可否を決定するのは「量」であって、「何」も「いつ」もそれにくらべれば正直大した問題じゃないといえます。

マイナスだろうがプラスだろうがそんなに重要じゃない。

「量」が小さいならプラスでもマイナスでも影響が小さいからです。

でも「量」が大きいのはどうでしょう?

それが大きくなるとなるならプラスにしろマイナスにしろその結果はその行為を行ったものに対して大きな影響を与える事になる。

生殺与奪を決めるのは「量」なんです。

生かされるか殺されるか与えられるか奪われるかはわからないけどね。 

 

何?「何」と「いつ」を誤らなければいいだろうって?

そーだね。誤らなければいいだろうね。

しかし、「何」において正解を選べたとしても「いつ」を間違えばマイナスになるよ。なが~く見れば「何」を正解すればいずれプラスになる時は来るんだろうけど。

で、「いつ」だ。

これを誤らないでいられるか?取引履歴を確認してみましょう。

「いつ」を誤らないでいることは可能か?

それは常に利益がでてるのか。

そうではないはずなんです。

投資家やトレーダーがどんなに頑張っても「何」「いつ」で常に正解を引き続けることなんてできないはずです。

 

ならばそこに「量」の判断の誤りがあった場合、あなたは既に消し飛んでいるかもしれなかったということになります。

 

あと自分はこんなのを見たことあります。

ポケモンGOのときの任天堂ポケモンGOが出た際に話題になったときです。ストップ高が出ていたときですね。

自分はヤフーファイナンス掲示板を見ていたら、任天堂を買えた途端に株価が下って一発退場していた人がいました。信用一杯に勝負に出たようでした。

この記事を書いている今(2017年9月)任天堂の株価はさらに上です。

今から言うならその人は、銘柄選択もタイミングも正しかったと言うほかありません。

しかし買う量を間違えた。そしてそれで正解が正解となる前に間違いになってしまったということなんでしょう。

「何」「いつ」において正しい判断ができたとしても「量」の判断を誤ると消し飛ぶことがあり得るんです。

 

だから一番重要なのは「量」の判断を大きく誤らないことなんです。

 

だいたいですよ。

大損して退場した人の100%はその判断を誤ったということです。

大きく資産を増やした人も必ずしもそうでない面も(長い時間が量をカバーする面があると思う)ありますが、多くは同様に「量」の判断を有効に使ったと言えます。

こんなん一番重要に決まってるじゃないか。

 

「量」の判断が大枠においてはその投資家トレーダーが出す結果を決めるんです。

それは「何」「いつ」より重要度が高いと思いますよ。

 

けど、どうやってそれを判断しよう?

その重要な「量 」の判断。

重要なんだけどこれが一番判断難しいと自分は思います。

だから指針が必要だと思うんですよね。

結局は自分で判断する他ないのですけど、自分が考えている事をいくらか。参考になるかもしれない。株式限定だけどね。

 

1・大きく株価が落ちる可能性が極めて低いかあるいは大きく落ちる余地がないとできる「何」と「いつ」である。 (自分は後者のほうが好き。例えば財務業績に問題がなくかつ高配当とか低PBRとか。ちなみに自分としては3割なら大きくではないです。)

 

2・最悪と思えるケースが来ても自分が堪えられるだろうとできる量はどこまでか。

 

1を満たせない場合と思えるケースなら・・

3・期間が限定できそうか?それは短期間といえるものか?

 

4・逃げ道を予め考えておく。(例えば損切株価の設定とか。自分はそもそもの総量を減らすことが多いけど)

 

番外・最悪を超える予想し得ないケース(例えば東電の原発事故、タカタの大規模リコール)、要するにブラック・スワンが来るなら運が悪かったと諦めて再起を図れるとできる量まで。どこまでの被害を想定するかは人次第となりそうだけど。

 

自分は上記の様なことを考えて”たくさん買えるか?”は慎重に判断してます。

基本的には大きく上がるかもしれないという見込みよりは悪いシナリオが来ても許容できる被害になるか?によりウェイトを置いています。

このあたりはここでも言ってる感じ。

kamomenotoushi.hatenablog.com

ちなみにですがトレーダーさんはよく一取引に許容できる損失は投資資金の1%とか2%とかに限定すべきだとか言ってますね。それなら2%損をする前のところに損切りを置くわけです。買値の2%下までじゃないヨ。総資産が2%減るまでのポイント。

長期になるともっと見込んでいいかもしれない。増える時はすごく増えるから。

 

投資家が制御できる「何」「いつ」「量」

その中で特に重要なのは「量」の制御です。

あなたはその中で「量」をどのような基準でどのように制御しますか?

 

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