これの続きだね。
これも自分が感覚的に思うことだけど、だからかそれに続く感もある今回も感覚っぽいという感覚づくしなエントリー。
何かにエネルギーを注ぐには動機がいるよね?ってことと、その動機の違いについてなんとなく思っていることの話。
過去記事で言ったのですけど
起業なら初期に凄まじいエネルギーを必要とするよーです。
そして人が大きいエネルギーを出せるのは強い動機がいると思うんです。
起業みたいにしんどいことは、本当に強い熱意が必要ということになるんでしょう。
なんとなくやりたいとかだと辛いことにくじけてしまう。
で、熱意。と聞くとそれはいいものだと思うのですが、別にそれはいいものであるとも限らないと思うんです。
もう古い本ですが、神田昌典さんの「非常識な成功法則」という本がありましてそこで神田さんはスタートアップには黒い動機を用いていいと仰っています。
黒い動機とは例えば・・・
恨みのあるやつに対して成功して見返してやる!とか。
金持ちになって俺を振ったアイツを金の力で屈服させてやる!とか。
こんな苦しい世界にいるのは心底ゴメンだ。それくらいなら死んだほうがマシ!自分にはもうこれしかない!とか。
自分を否定する世界は間違っている!自分が成功して逆に世界なんか否定してやる!とか。
よするに恨みとかコンプレックスとか。強い不満や恐怖とかもあるかもね。
むしろそういう自分の気持ちに正直に根ざした黒い熱意の方が途方もないエネルギーがでたりするものだそうです。
ただ、黒い動機のままで動くと成功はしてもいつしか不幸になるのでその動機の浄化が必要だとも仰ってますけどね。
このサービスで多くの人を救うんだ。とかじゃなくていいんです。
心底そして馬鹿みたいに強くこのサービスで人を救いたいと思ってないならたぶん大きなエネルギーはでないと思います。いや、強く思ってるならいいと思うよ。
とはいえ別に起業の事を言おうと言うわけじゃない。
投資ブログだからね。
投資のことなんだ。
投資に向いた動機って何?って話。
前回を踏まえて言うと投資というものに向いているエネルギーのかけ方は長く長くちょっとずつエネルギーを継続してかけるような形。
別にそれだけが正解ってわけじゃないだろうけど世を見る限りはそのようなスタイルで大きな結果を掴んだ人がほとんどのように思えます。
そこに黒い動機を持ち込んだらどうなるだろう?
時には凄まじいエネルギーも生みうる動機で投資をして、一時に膨大なエネルギーを投入してもうまくいくかどうかはなかなか難しいと思います。
たぶんすごく頑張っても期待したような大きな成果が出ることは稀というか、環境に恵まれたら結構いっちゃうかもしれないけどそうじゃなきゃ大いに空振る事がほとんどだと思うんだよね。
基本的には投資は長い間、時間をかけて結果を待つものだからです。
それに黒いエネルギーに長期間包まれている事自体不幸だよね?って思います。
というより疲れると思うんですよね。そういう人生。嫌じゃない?
そんなわけでたぶん黒い動機をもって投資を行うのはあまりいいことじゃないと思うんです。
あとちょっと思うのですが
投資で極めて高い成果を目標とする人がいます。
別にできないなんて言わない。目標が高い事自体も責められるべきことじゃない。
ただ、なんで高い目標を必要としてるのか?ただの無知とか不遜かもしれないけど
そこにあるはずの動機をもうちょっと振り返った方がいいと思うんです。
自分は投資としては高い目標を目指す人は黒いといえる動機を持っているじゃないかと疑っているのです。
すなわち恐怖や不安。
今の境遇から抜け出したい。それも早く。すぐに安心したい。みたいな事が多いんじゃないかと思っているんです。
そうでないならあまり高い目標を必要とする人はあまりいないんじゃないかと思うんです。
なぜこんなことを言うかと言うとあまりに高い目標はその人を破滅に追い込むと感じているからです。短い期間に大きな成果を望むとそれはマイナスに働く。なぜなら投資は基本的には長い時間をかけて大きな成果を望むものだからです。何度でも言うけど。
また安心したいという動機があったとして、それは危機感がなくなるくらいに結果が出ると動機足り得なくなるとおもうんです。すなわちエネルギーを生まない。
これも投資を不利にするかもしれません。
だからといってその黒い動機を解消する手段を自分は提案することはできないんだけどね。苦しいんだと言われたらうんそうなのかとしか言えない。
ただ、その動機を確認すると苦しさが減ると思うんです。そして確認できるなら有効な対策も考えられる様になるかもしれない。見えてなかったものが見えるようになったはずだから。黒い動機を満たしたり浄化する手段はむしろ投資以外にいろいろあるとおもうんです。
余談ですけど。
じゃあ投資に向いた動機はなんなんだ?
色々あると思うんです。
これは投資に合ってそうだと思う、投資が動機の問題解決に有効な手段となりえる・・投資に向いたエネルギーを生み出しやすい動機と自分が思うものだね。
長い時間をかけて老後は困らないようにしたい。
収入の一部を積み立てて投資して後の配当を後々のお小遣いの足しにしたい。
会社を応援したい。
株式を買うことで社会に参加したい。
投資自体が好きだから。
投資というゲームが好き。
(それがアンバランスな高い目標となってなければ)家族を守る資金の足しにしたい。
いくらでもあると思う。
要するに自分が言いたいのは短い期間に大きな成果が必要な動機を満たすには基本的には投資は向いてないじゃないかということです。
たぶんむいているのは、長い間消えることがない尽きない動機です。
言い換えるとゴールのない動機。
ゴールのない動機、あるいは遠い遠い先にゴールがあるくらいならいいかもしれない。ここでいうゴールは数十年以上先ということだよ。
これらは自分の感覚的な話だから、人によっては大いに違うかもしれない。
でも自分の投資に向かう動機を見つめてそれのあり方を考えるのは有益だと思うんです。
投資で自分は何を成したいのか?
なんでそれを自分は成したいのか?
そして見つけたそれが投資にそぐわなそうなものだったのなら、別な動機を探してくるという方向修正を図るのでなければ、その動機を解決する手段として投資はたぶん向いてない。投資以外の手段を考えてみるのがいいと思うんです。
幸せへの手段は投資だけじゃないからね。
そんなことをつらつら思うわけです。
ちなみに自分の動機はなにか?と考えたりしてます。
いろいろありそうですが、自分の場合は投資というゲームが好きって面が大きそうです。自分はゲーマーだしね。
こんな奥深いどこまでいっても極められない攻略しがいのあるゲームとか他にないと思ってるくらいだし。
で、集めた銘柄はゲームのトロフィーみたいな。
他にもこれぞと思った企業を応援したいとか社会や経済に参加していたいとかあるけどね。企業を応援したいも例えばウィニングポストの中で生産した馬が好成績を収めるのが楽しいみたいなゲーム感覚みたいな部分もあるかもしれないと思う程度にはやっぱり自分にとって投資はゲーム。
そんな感じに自分は飽きるまで時にはだらだら時には燃えてこのゲームをながーく続けたいと思ってるわけです。
あなたが投資をする動機はなんですか?
その動機の生むエネルギーは投資に向いていると言えますか?