大河の一滴

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PERの先にある何か

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この会社はPERが低いからいいだろう

そんなことを言われる方もいます。

それってちょっとちがうんじゃない?というお話になりそう。

PERの他でもなんでもいいと思います。

配当利回りでもPBRでもROEでもROICでも。

MACDだったRSIでも言えると思います。

そんなお話。

 

最初にそれを作った人です。

何のことだ?と思われそうですが、PERというものがあるのなら最初にPERというものを作った人がいるはずです。

人類誕生の前からPERがあったり、実はダ・ヴィンチの飼い犬が作ったとかでなければね。誰も作らないのにPERというものが存在するほどPERというものが普遍的なものであるとはちょっと思えませんし、人間以外のものが作ったともちょっと想像し難い。

だからそれを最初に考えた誰かがいるはずですなんです。

 

その人は何を知りたいと思ったのでしょう?

最初にそれを作った人はPERを知りたかったのでしょうか?

PERを作って、「この会社はPERが低いからいいだろう。株価が高くなる事を見込める。」と言いたかったのでしょうか?

そうじゃないとして、サイコロでも振って株価とEPS(EPSも最初に作った人いるだろね)の目が出て更にサイコロを振ってそれを足すんじゃなくて株価をEPSで割ってみたとかで偶然出来た産物をPERと呼ぶことになって、あ、これ結構意味あるじゃんとかなったのでしょうか?

どうですか?そうだと思いますか?

自分は違うと考えています。

 

PERを作った人は、PERが知りたかったのではなく、何かが知りたくて意図的に選別した式を考案しそれがPERというものになったと思っているわけです。

 

ならば、後に続きPERを使う誰かもPERの先にある何かを見ようとしなければ最初にそれを作った人に追いつけないのではないでしょうか?

というよりその数字、指標をそのまま受け取るのは結局は数字に溺れることになると言えるんじゃないでしょうか?使える指標は何?とか言ってる人たちはそうだと思ってる

 

何を見たかったのかわかればたぶんそんなことはないはずです。だってそれはきっとそんなに万能じゃないってわかるはずだもの。

 

PERであるなら

予想でも実績でも時価総額に対する純利益でも株価に対するEPSでも割ってだす数字です。

最初に人はなんでそんなへんてこりんな事をした?という事を理解しなきゃ数字に溺れてしまうんじゃないか?と思うんです。

きっと何かを見ようとしたんだと思います。PERという数字でなくその先にある何かをね。

 そこをスルーしてPERがこうだからこうだ!とか言っても仕方ないんです。

 

おそらくすべての指標とか数字とかを生み出した人たちはその数字の先にある何かを知りたくてその指標を創造したんだと思います。

その後に続く人はその創造の苦労をせずに済むことになるでしょう。

そういう意味ではとてもラクです。

でもその結果だけに囚われてそもそも何を見たかった知りたかったのかを見ようとしなければ、PERの先にある何かを見ようとしなければきっといつか足を救われることになるんじゃないかと思います。

 

そういう意味ではPERという数字にはなんの意味もない。

あるのは常にそのPERの先にある何かなんです。

 

ちょっと難しい?

自分も難しいと思う。

うーん例えばこれも難しい例えかなって思うけど、 宗教なんかは思いっきり足をすくわれていると思うな。

仏教だって儒教だってキリスト教だって最初はシンプルだった。

最初はとてもシンプルだったはず、ただシンプルが故にかんがえなきゃいけなかった。

 

最初は最初の教えに共感した人がわかりやすくしようとか、あまり考えないで済むように定型化しようとかしたんだろうね。箔をつけるために難しくした人もいるかもしれない。

そして、宗教はとても難しくなった。

そしてずれていった。

 

仏教のしきたりとか修行はわけわからなくなったし、朱子学ももめちゃくちゃ深淵で意味分からないし、神学は頭いい人にしかわからないか頭のいい人でもわからないものになった。

 

たぶんそういうことなんだと思います。

うーんあんまり説得力ない?

 

やっぱり難しいかもしれない。

自分が言いたいのは、そこにあるおそらくなんでも。

きっと最初に作った人がいてその人はきっと何かを知りたかったということです。

何故知りたかったかといえば、必要だったんでしょう。

いろんな数字を見たとき、なんでこんなの作ったのかな?とか作った人はこんなの作って何を知りたかったのかな?とか想像してみるといいんじゃないかと思うんです。

投資ならいろんな指標や数字も宗教ほどごちゃごちゃしてないしそんなに難しいことじゃないんじゃないかなあって思います。

そうしていけばもうちょっと数字をうまく扱えるようになるんじゃないかなあって思ってるわけです。

 

その指標数字がいくつとかじゃなくて。

それを通して見たかった知りたかったもの。

それを想像してみませんか?

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