大河の一滴

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日経マネーに(ちょい)載りました。その2。

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2017年10月発売の日経マネーにまた載ったのでおしらせ。

今度は自分に対する取材というより、日経マネーさんが選挙絡んでテーマ株を取り上げるということでその中でJPなどの銘柄を扱うということで、過去にJPの記事を作っていたということで保育業界銘柄に関しての見通しはどうと考えてますか?的な取材依頼?がきて、自分はテーマは高くなりすぎて不得手ですがいいですか?みたいに言ってそれでもいいと言ってくれたのでそれにお答えさせて頂いた形です。

kamomenotoushi.hatenablog.com

そんなわけで結構がんばって考えて答えました。

雑誌記事はいろんな情報を集め、様々な制約やパワーバランスを勘案し取捨選択し出てくるものだと思いますので出てきたものでいいと思いますが、せっかく考えたので、お答えした内容をブログ記事にしたいかなあって思って、記事にするというのが今回の企画。

日経マネーさん(の記者さん)には許可もらってます。

 

今回はその2。

ちなみに載ったときのお知らせは以下です。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

 

というわけで

以下が保育業界の見通しは?(主にJPと幼児活動研究について)というお題を聞かれて自分が返したことです。(後から気づいた誤字とかは修正してます)

実際の記事は日経マネー2017年12月号の48Pあたりですね。

 

保育業界の総論として

需要自体は旺盛となりそうで各社売上増と勢いはあるけど、保育士自体の待遇は悪くここに見直しの世論も高まっているように思えるところでかつ、その中で労働集約的な事業で人件費以外のコストダウンが困難そうな中、保育士不足で雇用コストも大きくなり薄利になっているようなところがありそうです。
実際にキッズネクストは営業利益で非常に薄利となり、JPは堪えていたようなところがありましたがこれも減益を見せた形。
雇用環境が改善するというのも考え難く、規模に応じて人も取らねばならずこの低利益体質は長引くと見たほうが良さそうです。
ただ需要はやはり旺盛に思えるところで規模の拡大からのスケールメリットは期待できるかもしれません。
逆に売上が伸びなくなると非常に危険に思えます。
また各社助成金でもってるようなところはあります。
法制度が変わってくるなら壊滅するかもしれません。今のところないと思いますが。
というところで、人材派遣とかと同様に本来はあまり儲かる事業でもなくかつ景気などの環境にも弱そうなところがありそうです。
他の人材派遣などと比較してもあまり高いPERつけるようなものでもないと思いますし、PER実際高くなってくるなら警戒したほうがいいとは思えるところです。
各社見るにわりと安心できない水準にあるようには思えます。
間違っても安くはないと思います。
会社が良化していかないのなら厳しい展開も覚悟しておいたほうがよさそうです。
話題性も勢いもあってそう簡単には下がらないと思いますが、市況に異変などあったらすごく売り込まれるかもしれません。

JP

あまりよくないかも

マイナス点。ROEが低下傾向に見えること。
今まで維持してきたEPSの伸びも頓挫。
雇用が順調にいくようでROE利益率が改善してくるととてもいいと思いますが、そうと見込むのは楽観的に思えるしまたなっても時間がかかりそうです。
バリュエーションは元々高めでしたし、利益減ってもあまり見限られてない感じもしますので今のPBR5程度もこんなもんかもしれません。
市況次第だとも思いますが売上伸びる限りはそう簡単には見限られないとは思います。
これから吹くかというと望み薄な気が。
一方月足で反転感はあるので438くらいは越えてくるかも。
788は利益が大幅改善しないと難しいところに感じます。

ライクキッズネクスト(言われてませんが比較対象として)

JPよりはいいかも。

JPより薄利ですが、営業利益はしんどそうですが純利益に反転が見られます。
状態は正直JPより悪いと思いますが、ここに関しては人材派遣のライクの傘下となり、こことシナジーが見込めるようなところがありそうです。
雇用コストを抑えられるようになるということになったときには利益の伸びしろは大きそうです。まだわかりませんが1Qでの営業利益増はその影響とみれなくもないです。
2Q以降もこの調子ならまだ上があるかもしれません。
バリュエーション自体はJPよりは若干低い感じに思えますがあまり安心できない水準には思えます。
今後ですが1Q並の利益が来ないなら結構な調整があっても不思議じゃない気はしてますが、並以上くればまだ上があるかもしれないとは思います。
自分ならPER20程度くらいを目処でしょうか。

幼児研究

よさそうだけど。

利益が伸びなやむ他社をよそに安定した利益がでています。
成長率が低いからか、あるいは他と比較して遥かに状態がいい財務からかもしれません。
設備投資が非常に少ないです。自前で保育園は作ってないのでしょう。このあたりもリスクを避ける上でメリットかもしれません。これかもしれません。
ただ、少ないはずの保育士中心の事業というのは変わらないはずなので、崩れる可能性はあるとは留意しておいたほうがいいと思います。
あまり突っ込みどころがなくていいのですが、バリュエーション自体は、安くはないと感じるところで、その中で成長の割には株価高くなりすぎた感はしてます。
もうこうなるとファンダ方面から状態いいとか安いとかを理由にするよりチャート見て勢いを認める限り持つとかにしたほうがいいような段階には思えます。
そういう意味では(業績の)前年割れ見たら逃げたほうがいい気もします。

 

追記。

派遣並だろうは少々過小評価だったかもしれない。

いちお個人ごとじゃなくて園ごと契約ではあるのでそういった意味でストック色もあり売上はまだ伸びそう。保育園自体は病院などが人を採るための福利厚生みたいな面もあり人不足が成長につながるところもありそうです。もっとも利益はわかんないし売上増えなくなると多分すごく厳しいしもう安くはないは考え変わらないけど。

 

というわけでございました。

個人的には、既にテーマとみなされ買われた後かな?って思います。

半年よりちょっと前だったら結構おもしろい状況だったと思います。

キッズネクストは知人が売ったと聞いてちょっともったいないと思ってそれとなくいずれあがるかもよ?って伝えていた事があったくらい。

自分もJPもキッズネクストも実はもってたりしますが、それぞれ最小単元だし東京で保育が言われる以前からだし、JPは優良&優待で買ったものの利益減のときやばいと思って恩株で一単元残して売った感じなので、そういう意味ではJPはあまりいいと思ってなかったし、キッズネクストもいいと思っていながら普通に機会ロスした感じです。残念。よくある。キッズネクストがこんなにまで上がるとは夢にも思ってなかった。

 

日経マネーはDマガジン契約している自分でさえ別に買ってしまいたくなるくらいいい記事が多い気がするので自分が載ったとか載らないにかかわらずおすすめだと思いますよ?というかおすすめです。

 

 

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