大河の一滴

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会社の強みの話

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会社の強みってあると思います。

その強みを自分がどう考えているのかっていう話になりそうです。

定性分析に類する話になりそうです。

数字から離れて考える事も必要そうです。

強みは数字に出るってのもまた事実だと思ってますしある程度数字から強みにたどり着けると思ってもいますけど。

 

強みってなんでしょう?

もう定義してしまいましょう。

 

お客さんが逃げない。逃げようがない。逃げられない事業です。

 

お客さんが逃げないなら、その事業は永続するでしょう。

お客さんが逃げないのなら、新しいお客さんが増えれば売上利益は伸びていくでしょう。

お客さんが逃げられないのならサービスの価格をあげたり利益率を高めたりしてより利益を取ることも可能となるでしょう。

例えばほとんどの小売の利益率が低いのは、ほぼ上記を満たさないからです。

 

見方解釈様々あると思います。でも自分はこうであるとしました。

間違っているかもしれないけどいいです。

考えやすいのが重要だと思います。

正しいが他にあるとしてもそれに迫る指針がないとそんなのわからないし。

でもそんなに外してないと思います。

知っている人は知ってそうですが俗にいう”経済的な堀(economic moat)”ってものと同義となりそうです。

 

ちなみ上記の結論はちょっと以下の様な事を考えての末でもあります。

kamomenotoushi.hatenablog.com

このような話もあげてます。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 過去に書いてますが今回はもうちょっと具体的にというエントリー

と、言っても以下の受け売りですけど。

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千年投資の公理によれば、企業の強みは以下からもたらされるとされています。

1.価値ある無形資産

少々高くてもお客さんが買い続ける強いブランド、特許、行政認可独占など

2.乗り換えコストが高い

お客さんにとって手放し難く他社に移り難いもの

3.ネットワーク性

ネットワークが広がることによる優位性が生まれる事業

4.独占性のあるコスト競争優位性

規模が図抜けていたり特別な理由があり他社よりコストを下げやすい構造的理由がある。

 

もちろん上記は、完全ではありません。が、それらを持たない企業より圧倒的に他社との競争に強くなるというのが、おおまかな趣旨。

難しいかもしれませんが、それは要するに・・

 

お客さんが逃げない事業ということになると思います。

 

自分がそのお客さんになったとしてそのお客さんをやめたり、他社に移るのが気が引けるかを考えてみるならそんなにはずさないと思いますよ?

実例で考えていきましょう。

例1:東京電力

また酷い例だと思いますが、これは事業に強みがあるとしか思えません。災害で政治的に潰される可能性はありましたが、通常なら他社に敗れ去るような事業性とは到底思えません。

1:公的な独占性がある(自由化するみたいですけどね)

2:電力というものは必需品で捨てることはまずできなくかつ、ほいほい乗り換えするようなものではない。

4:発電事業は重厚な設備産業で、他社がそれを既に持っている東電にコスト競争で勝つのは容易でない。かつ大需要地域である関東圏で独占的な地域性も備えている。

東電を潰すには災害でもあわせるか政治的に潰すしかないでしょうね。実際にその危機をうけ致命的なダメージを負ったはずなのですが、数年たちもう立ち直りつつあります。お金を払う逃げないお客さんがいるからだと思います。

 

例2:JR東海

1:公的な独占性がある。”新幹線”というブランドを持っている。

2:東京と大阪の移動という決して消えない大需要を受け持ちお客さんは新幹線を捨てるのなら時間及び利便性を捨てなければならなく、時間と利便性を備えたライバル会社が存在しない。

4:地域独占性がある上に鉄道は重厚な設備産業で新たにJR東海に太刀打ちする事業を立ち上げるのは事実上不可能。かつコスト効率化が進み。収益性に余裕があり価格の値下げにも十分対応できそう。

東海道新幹線というのは、酷いチート事業に思えます。他の鉄道会社とくらべても圧倒的な収益力を誇ります。JR東海が新たにリニアを独力建設できると思えるぐらいに。

 

例3:NTTドコモ

1:大手三社による独占状況。半公的性。

2:お客さんは携帯電話を捨てられない。かつ乗り換えコストは基本的に高く多くは多少不満があっても同じサービスを使い続ける。

3:既に日本全国にネットワーク網を張り巡らせており、お客さんは乗り換えると電波が届かないリスクを負い場合によっては著しく利便性を損なうことになる。

4:全国に設備を揃える必要があり、新規にドコモを脅かすような事業は立ち上げがたい。MVNOはあるけどこれらは結局ドコモの設備を使う。もちろんドコモが損する形で設備を貸すわけがない。

ドコモの事業自体は盤石だと思います。今のところ。ドコモ自体は高い収益性を保ってます。ただし成熟産業で成長性は厳しいかも。ドコモの勝負は利益を落とさないことに見えます。

 

例4:オービック

1:企業運営に必須な事務処理を扱うソフトを提供していて、顧客企業はその事務処理からは逃げられない。

2: 別のソフトに乗り換えようにも、総合パッケージで乗り換えに非常に労力がかかりまた乗り換えても混乱が生じるかもしれないと非常に乗り換えコストが高い。

3:ソフトを開発してしまえば、ほぼ継続したコスト投入が不要で順調に売れたあとは非常に高い利益率を誇るようになり、また値下げ余地も大いにある。

成長性は微妙な気がしますが(あまりリスクを取って成長しようと思ってないっぽい)、事業自体は盤石なように思えます。

 

これらはわかりやすい例になると思います。 

 自分は、このように数字を見る定量的な判断以外は、そんな感じに会社を見てるわけです。

ちなみに、上記なように考えても定量的な裏付けがないとかなり優先度というかランクを落とします。

例えば、不景気時にも売上や利益、利益率が落ちてないか?とか。CFもちゃんと入っているはずです。

落ちているとするなら、それはお客さん逃げてるじゃんって事でその考えが間違っている可能性が高くなると言えそうだからね。

よければ参考にしてくださいませ。

 

あなたは会社の強みをどうやって考えていきますか?

 

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