投資系の話になるとよく見ますよね
低PBRを買った場合と高PBR(高ROE)を買った場合だと、前者の方が良い結果になるという統計がある。
あるんですよ。そして実際にはそうだろうなあと思います。
だから投資は低PBRを狙うべきだ。
これに対する反論的な話になるのかな?
わかりやすい事例だと思うのでPBRの事を例にしますけど他の指標、数字でも同じことになると思います。
特によくありそうな相違となるとテクニカルとファンダメンタルズのそれぞれ手法を取る人の意見の相違かな?
この話には根本的な理解の相違があるように思います。
自分は統計に準じたやりかた・・
低PBRと高PBRをそれぞれ分散したら低PBRの方がパフォーマンスよくなるにはほとんど異論がないです。
テクニカルだってちゃんと統計的裏付け取ったものに関してはファンダメンタルズからの統計のそれを根拠とするよりいい結果になるだろうなあと考えています。
ただそれは、統計的に考えた時の話。
そして自分はその上で統計的には不利なことをしようとしています。
それは"例外"を狙うというもの
統計から外れる例外的な事例にある優位性を狙う事になる時、統計で平均値を動かすことになる事例を狙い撃とうとする時、それは統計的に不利だなんて言われてもそうだよねとしか言いようがなかったりします。
でもそれが統計的に不利な行為であることは承知の上でそれを外れる例外を狙うという投資もあるんです。
統計的な投資と非統計的な投資があるんです。
そこの相違がこの種の意見違いをうんでいるのかなあと思うところです。
統計的な発想に基づくものなら
低PBRを狙う投資、特に分散ならそうですし、トレードの多く、システムトレードならまさにそのものと言えそうです。
そして非統計的な発想に基づくものなら例えば高PBR高ROEを狙うグロース投資とか、トラブルに巻き込まれ株価が下がったものを狙うとかはどちらかと言えばこの発想なんじゃないでしょうか?
こってこてのバリュー投資も同じ発想に思えます。
このふたつ、統計的なアプローチ非統計的なアプローチは根本の発想のスタートが違うと考えているんです。
例外を狙う
例外ならなんでも狙うとか一言も言ってないです。
これは例外かもしれないと思えるものを見つけたら、それを調べます。
調べて、これはこういう理由でこうなっただろう。だからこれは狙える例外だ。というところまで調べるんです。
そこまでいかない例外もあるでしょう。もちろんそんなものはスルーです。
自分の感覚的なことを言えば狙える例外はそんなにないように思えますし、調べたものがそうである確率も低いですし、他の人もそうかなあと思うところです。
当たり前ですよね?だってそれは例外なのだから。例外がたくさんあったらそれはもう例外じゃない。
自分がブログで取り上げるものは二週間におよそ25、月に50、年間600くらいになりましょぅか?(ブログで取り上げてないものもあるので実際それ以上)それくらい見てますが感覚的には本当にこれぞという例外はその中で年にひとつふたつです。
実際はもっと多いかもしれません。自分の能力で600見てひとつふたつそうだと思ったものがあったというだけの話ですので。それも今後は大外しするかもしれません。
そしてそのひとつふたつが自分の成績を引っ張っているようなところがあるというか、投資貢献率(投資全体の資産増減に対する貢献度)が、だいたい現時点(16/12/30時点)で、その例外とみなした二銘柄でおよそ三分の二占めているという感じです。そしてそれらは、自分がこれは例外だとみなしたものです。
おそらく統計的な発想に基づくやり方をされる方からは意味がわからない成績に見えるかと思います。それはまぐれだとおっしゃるかもしれません。
自分もまぐれだと思います。というかそれはそもそもまぐれを狙った結果になります。
まぐれを狙ってそのまぐれはあたり結果二銘柄で利益の三分の二占めるまでになったはここでは嘘ではないとは言っておきます。信じてくれなくてもいいけど。
だいたいまぐれだからまたまぐれ当てられるかも定かじゃないですし、どうせまぐれだから過去の事例は未来の参考にはほとんどならない。なることならそれはまぐれじゃない。
でも、例外を探すという発想、非統計的投資を狙った場合は多かれ少なかれ、少数の事例がその人の投資全体への影響が(良くも悪くも)大きくなる傾向が出てるだろうと考えるところです。
と、非統計的な投資についての実感を話しましたが、統計的な投資についてはあまり話せないんですよね。だって自分は非統計的な投資家だからね。
あなたの投資は統計的ですか?
それとも非統計的ですか?
それを考え、自分の投資はどうあるべきか考えてみませんか?
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