トレーダーは辛いと言うのです。
よく聞く話でも実際に合って聞いた時でも負けていても勝っていっても・・それこそ安定的に継続的に利益が出てて自分のやり方に確信を持っていると思えそうな人でも。
トレードは辛い行為だと言う人が多い気がします。
もちろん辛いだけじゃないとも言いますけど、例えば辛いの乗り越え利益をとったときは楽しいとか。
でもトレードとは本質的に辛いことを含むのではないかと思っています。
過去記事ですがここでも言ってるね。
ちなみにここで描かれる投資家という姿がある意味自分の目指す形だと思ってます。
・ 投資家は飽々しているが、トレーダーはマーケットのことをいつも心配している。
トレーダーはいつも心配している。
それにたいして投資家は飽々している。
飽々
無味乾燥だ[ムミカンソウ・ダ]興味を引くものがなく,つまらないさま
実際自分にはそのたぐいかもしれません。
自分の日記。銘柄分析や比較の日記項目見てくれればわかるかもしれませんが、半分くらい・・もしくは半分以上”特に無し”が連発とかなっていると思います。
投資家は日々つまらないのです。興味を引くこと・・楽しいこと心配なことが日々においてはあまりない。
投資家である自分は日々飽々しているんです。
時々は興味を引くこと・・辛いこと・・楽しいこともあったりしますがいつも何か心配しているかといえば全然そんなこともなく。
どうしてなんだろう?何がその違いを生むのか?
これは確信のある答えではないですが、これかなあと思っているところがあります。
”トレードは成り立ちとしてゼロサムゲームだから”
このあたりの記事も参考になるかもしれない。
トレード行為は純粋にゼロサムゲーム的な行為です。
誰かの負けが誰かの勝ち。
勝つという行為は誰かから奪うという行為だと言えます。
誰かを出し抜き利益を勝ち取る行為であるし。
油断してれば誰かが殺しに来るでもある世界です。
その辺りかなあって思ってます。そして人というものは誰かを傷つける事が辛いものだと思うので。
トレードはゼロサムゲーム的行為でゼロサムゲームは誰かを傷つけなきゃ勝てない宿命なのでそれをしているトレーダーは辛さから開放されない。
・・なのでは?と疑ってます。
いまのところ憶測。
うん?投資家もゼロサムゲームしているではないか?
そうだね。投資家もゼロサムゲームしてると言った以前の記事とは矛盾するね。
あれは投資家もゼロサムゲームしてるね。してるんだからちょっとは気にしないさいなという記事です。
でも投資家の本分は別にあります。ゼロサムゲームではない場所に。
それが投資家のよろこび
やっと本題だよ。
ゼロサムゲームにも参加していることも忘れるべきでないけど、もちろん投資家の本分・・投資家のよろこびはもっと忘れるべきではありません。
会社を信じる。
会社を見守る。
会社ともに歩く
その会社が成長するかはわからないけどその会社のがんばりと共に往く。
その株式から出てくるEPSは、その会社の、その会社で働く誰か、その会社を信用してお金を払ったどこかのお客さん・・その想いの欠片です。
BPSは、それが会社が作られてからそれらが延々積み上げられた想いの蓄積です。
配当だって優待だって、自分が信じた会社からのお返しです。
そうやってできた株式を買ってるんです。
そこに犠牲者などいない。(まあ、現実はもっと複雑で犠牲者と言える誰かが居たりするケースもありますけどね。)
それはゼロサムゲームではない。
誰かを傷つける必要はない。
むしろ誰かを幸せにしたものあるいは豊かにした事の結晶が、株式だと思うんです。(必ずしもそうとはいえないことは知っている)
そんな素敵なものを買うことが辛いわけがない。
そしてそれが喜びなんです。
さらに最高なんです。
お金稼ぎもいいものだけれども、やはりねファンダ見る投資家としては、これはいけると見込んだ会社が大きく成長して評価されていくときに共に歩むのがとってもいいものです。売上や利益ががーっと伸びるIRを見た時のよろこびは持ち株がS高つけることなんかよりよっぽどです。
もっと多くの誰かにじゃあこの会社にはもっとお金を払ってもいいとした証がそこにあります。
それを誰かより早く見つけ・・
”自分がいいものだとしたものはやっぱりいいものだった”
その快感を知ってしまったのです。
企業が落ち目になるとき、理不尽に株価が下がるとき、自分が張った後の結果に再現性などなくてそれがうまくいくとは決して言い切れなくて不安でも、時には信じた会社に裏切られる事になるかも知れなくても、そのよろこびが上回ることを知ってしまったから。
だからもうやめられない。
だから僕は投資家をやめない。
それが僕の投資のよろこびなのです。
あなたの投資の。
あなたの投資のよろこびはどこにありますか?
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今回はこれの発展形だね。ということで参考記事。