大河の一滴

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面の予測の投資

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株価が上がるか下がるか?
 

この命題は株式を買う人の関心を集める最たるものではないでしょうか?

 

多くの人が予測(あるいは予想、憶測)してますね。
当たるといいですねって思います。 

今回はこの自分の予測というものへの態度についてのはなし

 
自分は予測もしたりはしますが

いろんな話を聞く限り、株式投資って予測してなんちゃらして儲けるものではないように感じてます。
予測してるって言っただろうとツッコミが聞こえそうです。

 

でも自分は予測をしてるけど予測はしてない。

 

もっと端的に言えば、自分は点の予測はしないけど(できないと思ってるからしないということです)面の予測をしているって話です。

 

面の予測とは

それは株価は上げるか下げるかではありません。
だからうなことわからないんだって。

そこである程度の幅をおいて、良くなったらこうなるだろう。悪くなったらこうなるだろう。って言う予測・・それが面の予測でそれをするようにしています。

これはこうだからこうなるという点の予測でなく、こうなればこうなるだろうという予測・・を範囲を持って行うというもの。こうなるというのを複数用意するわけです。例えば、業績成長が加速するなら、停滞するなら、減益するなら、赤字になるなら、とか。

ある会社の業績ならば、ここからここの範囲くらいに収まるだろう。そしてこのくらいならおそらくこのくらいの評価に収まるだろう。そしてこうなるならここまでくらいの評価はされるかもしれない。みたいな。
的を広くするんだから当たるわけです。だいたい。
そういうことで言うと、自分は米大統領選の結果予測をあててました。
ヒラリーかトランプが勝つと思ってましたし。こんなのまずどっちかが勝つかでしょ?(一頭しかない競馬でそれが失格になって優勝馬なしなんて競馬もあったそうだけど)
広くすれば予測なんてだいたい当たるんもんなんです。
企業業績だってほとんど良くなるか悪くなるかの範囲に収まる。
株価をいえばあがるしか下がるしかない。
どっちも予測しときゃほとんど当たるんですよ。予想なんて。
あとはその影響がどの程度か考えるくらい。(これは少々手強いですけど)
 

その面の予測の中に自分が損する点も入ることがミソです。

自分の場合を言うならリーマンショック級くらいの事はその面の中に存在する・・範囲の中にある点として含めています。

リーマンショック時くらいに業績が低迷したら。リーマンショック時くらいにまで企業評価が下がるなら。

その時にも死ぬことはないを満たすこと(あわよくば反撃の余力も確保し速やかに復活すること)。が、自分の一つの大きな投資方針です。

 

きっとこれぐらいに収まるだろうとする範囲、面を考えます。その範囲は過去の実績とか類似例とかを踏まえて考えます。あまり過去になかったことは起きないという想定です。(だいたい起きたこともないことが起きたときの結果はわからない。)そういう意味ではリーマンショックが過去にあったことがすごく幸いだとおもます。いい基準になりそうです。

 
ちなみにリーマン以上のことになれば想定した以上の大打撃を受けるかもしれないね。とりあえず自分も想定してないからね。例えばヤフーみたいな企業がいきなり赤字になるとか今まで赤字も出たときも減配しなかった十分に配当支払い能力をもつ企業が無配になるとか、PBRの市場平均が0.3程度まで落ちるとか、現金CFが豊富な企業がいきなり倒産するとか、大不況が来て日本上場企業の半数が倒産するとかはさすがに。
ただないとは言い切れないのは確かです。保有企業にのきなみブラック・スワンが来ること・・例えば南海トラフと箱根噴火が同時に来て自分のすべての保有企業に大損害や賠償など発生してのきなみ倒産するとかはありえるかもしれない。天文学的に小さい可能性だと思ってるけど。
そうなったら仕方ないね。自分は(財産的に)死ぬことになるね。でも仕方ないね。歴史の見世物小屋のお代としてはちょっと高い見物料だけど大人しく払うか。って思ってます。見物料を支払った後は・・取り返しに行く予定だけどね。またそれだけの余力も用意してます。
自分が損をする点を入れるというのはそういうことだと思ってます。
 
というのが面の予測なんですが
もう余談ですが、そういう意味では高PBRグロースはやりづらいんです。
いいシナリオが来たときは勿論いいんですけど、大抵において悪いシナリオが来ると許容できる範囲に被害が収まらなさそうだになるので。グロースは好きなんですけどね。残念です。
まあ好きなのでちょこちょこ買うのですが、たくさんはなかなか買えず。少量分散みたいな趣きになってるのが自分のPF傾向の一つですね。
持っていたものが高PBRになった場合は・・・持ち続けるかもしれません。その後悪いシナリオが来てもおそらくは大きく儲かっているだろうし、損はしなかったと諦めようと思ってます。
このあたりは、ここあたりで。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

一点にかけそれに勝負もかっこいいとは思います。

でもその点が外れたときが不安なら。

予測を点を面にしてみませんか?

面の予測の投資で”大丈夫”を手に入れませんか?

 

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