バックミラーと言うものがあると思います。
車とかで後ろを確認するためのものだね
なぜそんなものがあるかというと後ろを確認できないと危険だからです。
そして投資にもバックミラーがありますよね?
端的には過去を振り返り確認すること。
何がどうしてどうなった?を確認すること。
何がどうしてどうなった?
その内容は、人によって重視するところが違うと思います。
トレーダーならこの銘柄がこういう値動きで値上がりしこういう値動きで値下がりしたとかでしょうか?
あるいは225銘柄を200日移動平均線が上向きになったときに買い三ヶ月持つというルールで過去20年間運用したら成績はこうだったかもしれません。
自分の場合を言えば、この企業はこういう状態になり投資家にこういう評価をされたです。
投資は未来のことを考えることでありますけどこれって自分は大切に思うのです。
というよりすごく大切に思ってます。
未来は過去と繋がってるし、未来を作ることになる人は過去をつくった同じ生物であるヒトだからです。
だから確認してます。
何がどうしてこうなった。かを。
有名な言葉があります
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
端的にはバックミラーは歴史です。
そこには自分が経験したことも含まれる事もあるかもしれませんが、多くにおいては自分が経験していない小さな歴史です。
それを確認することで愚者である自分も少しは賢者に近づけると思うんです。
もちろん投資をするなら愚者であるより賢者に近い方がいいと思いませんか?
自分の場合を話しますと・・
2017年現在ですと10年は振り返りたいと思います。
10年前のデータ集めるのしんどいよね?四季報CDなら揃うよ。財務データはないけど。
なぜかというとリーマンショックという企業が不調な時とアベノミクス期の企業が好調な時を含むからです。
悪いときに何がどうしてこうなった?いいときに何がどうしてこうなった?
それを確認することが重要というかそれがないと判断材料が不完全だと感じているわけです。
これは十年という期間が重要なのではなくていいときとわるいときを揃えることが大切に思えるところです。
5年で揃うなら5年でいいとするかもしれませんし10年でも揃わなければさらに遡ろうとすると思います。
本当は20年くらい見ておきたいところ。二度の不景気好景気のどうなった?を確認できます。もっというならバブルか高度成長期から
この点では新興企業は魅力ある企業は多いのは確かに。なんだけど、自分は特に悪いときにどうだった?が確認できないのでなかなか運転が難しいとかんじるところです。業績はある場合もあるけど投資家評価はほぼ揃わない。その部分では賢者に近づけず愚者のまま。
これってバックミラーを奪われた状態で運転しろってことですからね。みんなも奪われているから一緒っちゃあ一緒なんだけど。
でも怖くない?
バックミラーつけずに運転すること。悪いときはどうだった?のサンプルを持たずに投資すること。
顔が青くなったりしないのかな?とかは少々思います。
もっとちなみにバフェットさんはバックミラー見るなとか言ってた気がするけど、本とか読むとさんざんバックミラーも確認するタイプに思えます。今を確認した上で過去も確認し判断されてる。
歴史ある企業を好まれるのは確認できる過去、バックミラーで見える歴史があるからだと思うよ?
だからバフェットさんの言うバックミラーは株価に対してだけ言ってる気がしてます。過去から今まで株価が上げてきたから大丈夫だなんて向きに対して。
そんなかんなで自分はバックミラーも重要だとそれも確認しつつ投資のハンドルを握っているわけです。
前をしっかり見るのは大切です。
けれどしっかりバックミラーも見ませんか?
そこにある自分も経験してない歴史も学び
バックミラーで投資を運転してみませんか?