大河の一滴

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リターン重視症候群

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 投資にまつわる病気ってありますよね。

ポジポジ病とか。それ意外パッと思い浮かばないけど、あえてなら取り返してやる病とか、機関が株価下げてる病とか(今適当につくりました)

 

で、こういう病気もあるんじゃないかなあってものがあります。

 

リターン重視症候群。

 

説明しよう。

リターン重視症候群とは、リターンが取れると思えるものに全身全力投入で肩のちから抜けてない(もっと言えばPFの力が抜けてない)状態のことである。

例えば・・・これを書いている2016年5月時点なら

 

エスクリ30%

トレジャーファクトリー20%

FPG20%

シュッピン15%

日本SHL15%

とかみたいなPF持ってたら発症しているかもしれない。

 

GMOPG30%

エムスリー30%

カカクコム20%

MonotaRO20%

なんかもかなりキてそうですね。

 

そーせい100%

とかなら重症かもしれない。

 

PF全身から成長おおおお!株高だあああ!みたいな感のオーラがでてるのはかなり怪しそう。

つまり全身全霊リターンを取りに行ってそれ以外のもの見てない状態のことをリターン重視症候群ということである。

誰も言ってなくてわたくしFPかもめが言い出したんだけどね。

これを読んだ方の中にはイラッときている方もいるかもしれない。

 

リターン以外何を見んのさ?とか思われるかもしんないね。

リターン以外に見るべきものなんて・・・あります。

 

例えば・・

ダメだった時(成長しなくなった時)の被害。

市場全体に暴落が起きた時のこと。

景気が後退したときの影響。

目論見どおりいかなかった時のこと。

 

どうだろう?

それらは考慮される必要などないのだろうか?

ドキッとする人はいるんじゃないかと思う。

やっぱりイラッとする感じですか?

 

大雑把なカテゴライズで

高PBRなグロース銘柄。

こういうのは正直PBRなんていくつであってもいい。

自分は市場を見ていてそう感じています。

実際PERのみ見てPBRはまったく眼中にない投資家さんはたくさんいそう。

PBRなんて1でも5でも10でもなんでもいいようにも思われてそうです。

 

これはどういう意味か?

 

PBR10から1まで変わってもいい

(なんでもいいとはそういうこと)

 

なんじゃないでしょうか?

そして・・

利益はいきなり10分の1になり得るか?なら

なり得ると言う他ありません。

PER10なグロース銘柄もなんかの間違いで利益が10分の1になるならPER100です。

PER10まで戻すなら株価は10分の一になる必要があります。

PERが低いことは確かに安いと言っていいかもしれない。

PBRのもとになるBPSはそう簡単にいきなり大きく減ったりはしないのに対して、大きく変動することもあり得るEPSを基にするPERはいきなり高くなるもあり得る・・・そこにある安さは不安定な安さなんです。

 

 分散すれば、固有の事例での不測の事態には耐えられるでしょう。

でも不景気は来うるです。

不景気をなんで不景気かって言うならそれは個別の企業のみに影響するものではないから。

少ない企業のみしか影響ないなんてものを不景気とは言いません。

その企業は不景気を打ち倒し利益をさらに伸ばすと断言できますか?

そして市場全体の株安も来うるです。

人々は不景気が来そうだと思えば、実際に企業の利益が落ちる前から株価を落とします。

年15%程度以上EPSが伸びる企業がPER20なら安いと言えるかもしれません。でもそれはPER15でもPER10でも構わないんです。(リーマン後はそんな感じでした)

人々が冷やす気になればそこまで冷えうるなんです。成長しないかもしれないと判断されるなら実際に成長しないことが確認される前に普通にそこまで落とされうるです。

というか株価が短期に下がると思われるなら、普通に売られます。短期の含み損も許容して長期の企業の変化に賭けられる人は稀です。

 市況が不安定になれば成長しそうな、している企業のPERだって下がるんです。

 

その安いといえる株価だってさらに下がるんです。

 

未来はそうでないかもしれません。しかし今まではそういうこともありました。

どうだろうか?

それらに警戒する必要は無いと言い切っていいのだろうか?

 

リターンに特化する 

 

うまくいくなら利益はガンガン伸びることになるでしょう。

そうしなければ環境次第では、勢いのあるあの人にパフォーマンスで大きく水を開けられてしまうかもしれない。

そうかもしれない。

それは、放っておくのが一番いい結果を生むかもしれない。

しかしそれでも、それを放っておけばいつか病魔が全身を蝕むかもしれない。

自分がリターン重視症候群であると疑うならそれの治療も考えてもいいかもしれないじゃないでしょうか?

みずから期待リターンを下げる勇気が薬になる気がしてます。

その勇気をもって業績安定非成長高配当株、優待株、万年安定低評価株、非成長低PBRあたりなんかもちょっとは入れてみませんか?

投資資金に余裕を持っておくのもいいと思います。

そういうので足場を固めつつリスクを取ってチャレンジする。悪く無いと思いますよ。

 

リターン重視症候群を疑うなら

あえて自分の取り分を減らしてマイルドに

いつもイケイケだと疲れませんか?

 

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これとかPFの全体のPBRとかの管理もできるみたいですよ。

例えばPFの全体を市場平均のPBRをくぐるようにあるいは近づけるなんてことも持っていけるかも?

 

kamomenotoushi.hatenablog.com