大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

織り込んでいる織り込んでいない

スポンサーリンク

f:id:kamomenotoushi:20160605205119j:plain

 

 自分は投資する際にあまり株価が上がるか下がるかということを予想しません。

少しは考えてますけど。業績に関しても同様です。

それが伸びるか伸びないかというよりは、伸びたらどうなるか?縮んだらどうなるか?ってところにより重点をおいてます。

同時に結構なウェイトを占めているのは以下になりそうです

 

織り込んでいる。織り込んでいないです。

そこにある株価は何を織り込みそして何を織り込んでいないのか?

に重点をおいています。

 

それは見えないことですの結局は考えた答えが正解かどうかはわかりませんが、未来の株価という確定してない事を予想するより簡単じゃないかと思ってます。

見えないけど、過去から今のあいだのことまでで完結するからです。

そしてそれといい結果がでたらどうなるか?悪い結果になったらどうなるかを組み合わせて投資するってのが自分の一つのやり方です。

 

 自分はだいたい市場は効率的だねということにしています

例えばエムスリーとカカクコムはおよそまあ同じ程度のEPS成長を見せています。

しかしそのPERはエムスリーがだいたい倍程度じゃないでしょうか?

これを不効率だ、エムスリーは過熱している高いよとしてもいい、10年ずっと過熱して続けてるでもいいですけど自分はそれよりは以下のように解釈するほうがいいのかな?って思ってます。

 

エムスリーは、カカクコムよりより長い期間(倍程度)の間高い成長を見せるだろうって事を織り込んでいる。

ちなみにこの記事を書いた時点でEPS成長年二割ならPER80のエムスリーは11年後にPER36のカカクコムは6年後にだいたいPER12(成長がないとしてこの程度かなあって思うくらいの数字)になります。

 

何を織り込んでいるかいないのかというのは、もう一度言いますがが書いてなくて見えないものです。

故になにか見えるものを基準として推し量る事になります。

自分においては過去の業績と評価や他社との比較です。

見えるものから見えないものの実態を推し量るが端的には自分のしていることです。

 

そんなことをしていると結構な確率で推し量れるような気がしてます。

例えば、過去に赤字だった時のPBRと同じ程度のPBRがついているとか赤字な他社と同じPBRがついているというなら・・・

それは、これから赤字になることを織り込んでいるのだろうと考えます。

 

故に実際に予想以上の大赤字が出るなら別だけど程々程度なら赤字になっても評価が更に下がるかといえば限定的になるだろう。仮にもし赤字にならないならさらに利益が伸びるならそれは今織り込まれていない。おそらくその時は株価に織り込むにいくだろう。

として投資妙味とするかもしれません。

 

実際自分は2016年2月に三井物産をちょっとほぼ上の考えで買ったりしています。まだ未確定の大幅減益が来てないのに大幅減益(ついでに減配)したころの評価をくぐっているとみなしたからです。実際その後赤字の下方修正来ました。黒字のままという高望みは外しましたが、株安が進むかといえば進んでいません。これを書いている時点でちょっと高くなっているくらい。

利益がさがるだろうという事を利益が下がる前から見込み織り込んでいたという判断はは結果的に正しかったのかな?という判断を今のところ下しています。

 

この取引を評価するなら、

業績が落ちるくらいはさしてリスクにならない

落ちないならそこそこのリターン

伸びるなら結構なリターン

すごく落ちる場合は結構なリスク

ぐらいになるのかな?と考えています。

優位性のあるつまりは有利な取引と言えるかもしれません。

市場が業績が出る前から先読みし警戒しある意味効率的であるからこそ生まれる不効率であり優位性だと言えるかもしれません。

 

そして市場の判断は正しいことも多いけど、間違うことももちろんあります。

正しくてもあまり損しない(三井物産ならちょっと得してます)、間違ってくれるなら大きなリターンなら間違ってくれるなら儲かるでしょ?きっと。

 

エムスリーとカカクコムならきっと自分はこれくらいに判断するかも。

 

エムスリーが11年より長くカカクコムなら6年より長く今の成長を続けられる見込みが高いなら有利な時引だ。

カカクコムはいいセンいくような気もするけど(成長なくなってもPER12より上かもしれないし)エムスリーの11年はちょっと引いちゃうなあ。市場は間違えることになる可能性高いんじゃないかな?

結局は未来はおぼろげで見通すの難しんですよね。グロースの難しいところです。

 

他にもテーマ株のべらぼうな評価もようするにこれから業績が上がることを織り込んでいる(たいてい不正解になる気がします)と解釈できますし、人によっては意味不明だろう悪材料出尽くしあげなんて事象も、大きな減益を織り込むところからのさして減益じゃなかったという好材料だったみたいな解釈も出来たりします。 (実際三井の下方の時こりゃ悪材料出尽くしあげになるんじゃないかと思ってたら実際そうなりました。一日の株価変動など結局はわからないという立場ですけど)

自分はそんな感じで、それが何を織り込み何を織り込んでいないか測り、そこに有利を見てみたら投資するなんてことをしているわけです。

 

それの株価は何を織り込み何を織り込んでませんか?

それを考えてみるのも役立ちそうではないですか?

有利な取引が隠れているかもしれませんよ?

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。