株価というのは、単純そうで奥深いというかいろんな切り方が出来そうです。
自分はいろんな切り方を試みますが例えば以下なんてのもあります。
株価=会社の状態✕投資家の評価
EPS✕PERなんてまんまですね。
あるいはBPS✕PBRなども。
今回はこの切り方を使っての株価を考えてみようとするエントリー。
買った株式の株価があがることを期待するなら
この視点から言うなら2つしかないわけです。すなわち・・・
・EPSあるいはBPSが伸びること(会社の状態の良化)
・PERあるいはPBRが伸びること(投資家評価の良化)
この2つしかないはずです。
例えばテクニカルは、その中で投資家評価に注目しその変化の優位性法則性を探すことにターゲットする方法とも言えそうです。
私見ではありますがテクニカルトレードではEPSが伸びることやBPSが伸びることによる株高は期待してないように思えます。
専らテクニカルで狙うのはPERとPBRの上昇(そう定義するトレーダーさんは少ないでしょうが事実上同義です)となるはずです。
これは、いい悪いでも優れてる劣っているでもなくそういう戦い方なんだと思います。
でも、ファンダメンタルズからの投資行為をするならそれらを分けるべきだと思うのです。
株価変動を因数分解しましょうよって話です。
・会社の状態の改善
・投資家評価の改善
のいずれかとあるいは双方の改善を狙うのかを意識してターゲットすべきだと思うのです。
前者ならおそらく主にグロース投資がターゲットとし、後者なら割安株投資とかモメンタムが主にターゲットとしているという事になりそうです。
もちろん双方同時に狙ってもいいと思います。(二度目)
また同時に確認していくべきだと思います。
株価が動くならそれは何によってなされたのか?なされてきたのか?
・会社の状態が良くなったのか?
・会社への評価があがったのか?
それはどちらなんだい?と考えるべきじゃないでしょうか?
ぶっちゃけこれは明確に数字が揃うので式にもできるはずです。
去年からの今までの一年間の株価上昇の内訳はEPS向上で35%投資家評価の向上で65%である。と言っていいと思います。
自分は何を狙っているかを認識し、それが実際にどう変化してきたのかいるのかも確認する。
株価あがった!さがった!だけじゃなく、状態と評価に分離して考えるということです。
株価の因数分解をすること。
それは有意な行為と言えそうじゃないですか?
その株価の変化の理由は何ですか?
会社の状態が変わった?
投資家の評価が変わった?
株価を因数分解して確かめた上で投資をしませんか?