トレーダーではなくて投資家は割安なものをひたすら探します。
ネット掲示板とかで投資家が話せばあれは割安とかそうじゃねーよとかよく見ます。
とりあえず割高なものを買うなんてとんでもないとか結構思ってそうです。
優れた数字を持つ優良企業が高いの一言で切り捨てられるなんて光景とかよく見ます。
そしてファンダメンタルズをアテに投資行為をする人の多くは割安なものを買えば儲かるとか思ってそうです。
そんな中そもそも割安とはなんだろうか?とか考えていたらたどり着いたお話。
株式市場は割安とやらを買えば儲かるような楽園ではない。という結論から自分が思ったことについての話。
そもそも割安って言葉を考えてみましょう。
割安って言葉はあるけどこの言葉ちゃんと考えたほうがいいと思っています。
多くの人はそれを簡単に使いすぎだと思います。
あまりに簡単にこれは割安だなんて口にするので世の中には割安なものがごろごろしている印象を受けてしまいそうです。
でも冷静に考えるなら割安ってゴロゴロしているとは中々考え難そうです。
だって売り手さんが割安と思うのにその値段で売ってくれるとは思えないからです。
売り手さんが買い手さんに「さあ儲けてください!出血サービスですよ!」と売ってくれるとはどうしても思えません。
売ってくれるんですか?そのような趣旨で売ってくれるなら、検討しますのでぜひともお声をください。と、言ったところで自分に声がかかるとしても自分を言いくるめて割安でもないものを売りつけようとする輩ばかりになるだけだと思います。
それとも自分はお利口さんでその割安な株価で売ってくれるのは阿呆ばかりとかということでしょうかね?自分は売り手さんが阿呆かどうかはわかりませんがそのような考えは危険だなあと思います。きっと売り手さんは阿呆ではないと思うから。
自分は阿呆でないものを阿呆だとみなすことほど危険なことはあまり思い浮かびません。
売り手さんは阿呆でもないし、サービス精神にも優れてないと思うのです。
だからきっと、株式市場には割安なものはそうはなくて、まず安々とは買えない。
あるいは、
割安とされるものを買えば儲かるなんてことはなく、そういうのを買っても安々とは儲からない。
のいずれかになるんじゃないかなあと思うわけです。
つまり割安という言葉が指し示す意味は・・・
安々とは現れない珍しいもの
ごろごろあるけど安々とは株価が上がらないもの
と、なるんじゃないでしょうか?
どちらにせよ、割安だーとか言って買えば儲かるぞなんてスタンスの投資に微笑む存在ではないとなりそうです。
だから割安だと言われても。割安だと思っても。
ちょっと待つ必要があるんだと思います。
まって考えてみる必要があるんだと思うのです。
きっとそこにあるものは割安じゃないんです。
割安だとしてもそれを理由に株価がぐーんとあがったりしないんです。
割安というものは殆どにおいて決してうまい話ではないんです。
夢が潰える話です。
割安を例に出してきましたが、やっとここで本題。
うまい話などないという実例として割安というものをあげました。
うまい話などないんです。きっと。
夢も甘い話も大儲けもないんです。きっと。
そこからスタートすべきなんです。きっと。
何も払わず大儲けできる夢じゃないなら、何を払うか考えるべきなんです。きっと。
でもうまい話ではないだろうと決めてかかって考えられるなら、うまくはないけど正当な対価に対する正当な報酬が残るかもしれません。
対価とはなんでしょうね?
時間とか
強欲ではなく慎重さとか
より下がる可能性を認めるとか
下がった時のリスクを考えて行動するとか
大儲けからは程遠い利益を狙うとか
買っても儲かるとは限らないと覚悟して買うとか
多くの知識と幅広い調査とか深い考察とか
ですかね?
まだよくわかりません。わからないので全くの筋違いの発想かもしれません。
でも対価を差し出すのなら報酬は残る気がします。
それが投資家であろうとトレーダーであろうと、実際実績を上げている人はなにかしらの対価を払っているようにも思えます。
わかりませんが人より多く対価を払うのなら報酬が大きくなるのは当然とも思えます。
何かを差し出すつもりで投資を続けるのなら、報酬があるはずです。
そうであるなら何を差し出すか?という発想が必要なのかもしれません。
そうやって続けていけばたまには珍しく儲けもののうまい話にのれるしれないし、時間をかけていけば積み上がるものもあるかもしれないと思うところです。
だって利益の代わりに対価を差し出すのだから。
うまい話などありません。
ならば利益の代わりに差し出す対価が必要なんじゃないでしょうか?
あなたはその対価に何を差し出しますか?
何を差し出せますか?