大河の一滴

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モニターの先の誰かが考える事

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ざっくり言って株式相場はオークションです。


これはひっくり返せない事実ですがあなたが株式を売り買いするには取引相手がいないとできないんです。
そこを基本として抑えておくのが必要かなあと感じています。


あなたが株式を買えるならその値段で売っていいと思った人がいたからです。
逆にあなたが売れるならその値段で買っていいと思った人がいたからです。
もちろんあなたにも取引する理由があるように相手にも理由があるんです。


同じものを見る目が違う人、違う理由を見る人がいないと取引は成立し得ないんです。

そして基本的には買いたいと思う人が多ければ株価はあがり売りたいと思う人がいれば株価は下がります。

言っていることが難しいですかね?
ある人はPERを見て安いと思って買いたいと思った会社は、他の人から見ても同じPERなんだけどその人は売りたいと思うのです。
その他の指標でも業績でも、各テクニカル指標でもそれは同じものなんです。
でも、同じものを見てもそれに対する判断が違う人がでてきてはじめて取引が成立するんです。
その事実は知っていたほうがいいんじゃないでしょうかというお話です。


同じもの(徹頭徹尾同じものです)を見てもモニターの先の誰かの考えることはあなたと違うんです

あなたが売りたい買いたい理由を考えると同時にモニターの先の誰かが逆のことを望む理由も考えることは有益なんだと考えています。
そして取引相手の取引理由と自分の取引理由の違いがあなたの買う売る理由となるんです。
これは安い!は、あなたの理由です。それその値段で買えるのならその相手は安い!とは思ってないからその値段で買えるんです。
これはひとつのアドバイスですがそのときその見えない相手を馬鹿にすべきではないと考えています。
自分は相手を馬鹿にすることでいい結果が得られることってほんとうに少ないと感じていますし、多くの人はそんなに馬鹿でもないとも感じています。
おそらくその相手もまっとうな理由がある。と、自分は考えることにしたいと思ってます。
それは自分の気づいていないまっとうな理由でもあるかもしれません。
そして相手を馬鹿だと思う限りはそのまっとうな理由にはたどりつけません。


難しそうな事を言ってそうですがなんのこともないとも考えています。

世の中でそんなことはいくらでも行われています。
魚を釣った漁師はその魚は食べきれないしお肉も食べたいから、お金にしたほうがいいと思い魚市場の人に売る。
魚市場の人は魚をお店におろしたいから漁師から魚を買う
コンビニはおにぎりより現金の方がいいからおにぎりを売る。
買う人は現金よりおにぎりを食べたほうがいいからおにぎりを買う。
そのような事が株式相場でも行われているだけです。


世の中では同じものを見ながら人によっては見方が違うからものが交換されるんです。

それはありふれたことです。
そして株式投資はある意味他の多くの交換より単純です。
取引相手が株式を食べるかどうか、お店に下ろすかどうかなんて勘ぐる必要はありません。
ある意味お金の額でしか測れない世界です。
他の多くの交換より考えるべきことは少ないという感想を持っています。
自分の場合は株式を相場見ている限り時間と可能性を考えていけばいいんじゃないかという感触を抱いています。


あなたの取引相手、売りたい買いたい理由はなんですか?
そしてあなたの売りたい買いたい理由はなんですか?
そこに違いが見えるとき、あなたが取引するチャンスかもしれませんよ?



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