大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(2379)ディップ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年4月16日取得。

比較銘柄

ディップとその他

株価

1595円(人々は、進軍しよく攻めていたがここに来て崩されかけている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 2379 2341 2124 2378
企業名 ディップ アルバイトタイムス

ジェイエイシー

リクルートメント

ルネサンス
市場 東証一部 JQS 東証一部 東証一部
業種 サービス サービス サービス サービス
時価総額(億) 988.9 62.2 1068.6 443.0
株価 1595 193 2588 2072
決算期 2020/02予 2020/02予 2019/12予 2019/03予
予想売上(億) 430.0 50.9 263.9 476.0
予想営業利益(億) 108.0 4.8 63.6 43.0
営業利益率 25.12% 9.51% 24.09% 9.03%
予想純利益(億) 70.0 3.4 46.6 25.0
EPS成長率(年複利/期間) 32.8%/12年 1.2%/12年 21.5%/12年 11.5%/12年
BPS成長率(年複利/期間) 18.8%/11年 -2.8%/11年 14.7%/11年 6%/11年
PER 12.58 14.98 22.59 14.02
PBR 3.55 1.01 7.59 2.18
ROE 28.2% 6.7% 33.6% 15.5%
ROA 25.0% 5.8% 24.9% 7.0%
配当利回り 3.13 3.63 3.09 1.69
配当性向 39.4% 54.3% 69.8% 23.7%
総資産(億) 280.2 58.9 187.3 356.6
自己資本(億) 202.7 50.2 138.6 148.2
自己資本比率(%) 72.40 85.20 74.00 41.60
一言感想 あげあ 停滞 あげあげ あげあ

 今週は比較。銘柄スカウターがスクリーニングを追加してきたので、その中で5年売上成長率15%以上かつPERPBR相対水準で20%?以下のものをスクリーニングしてその中からチョイスして比較します。抽出時対象銘柄46ほど。比較の会社と数字は上記の通り。ディップ。求人バイトル。比較にアルバイトタイムスと人材紹介のJAC。ゲストにコードがとなりのルネサンス

ディップ。人材系は近年好調なものが多くこれもそれにもれず。ただ2014年以前は薄利で成長とも言えない感じだったことは留意。2014年からあからさまに成長してますね。2014年「「バイトルドットコム」におきまして、媒体力強化のための新機能、新サービスを展開するとともに、TVCFを中心とした過去にない積極的なプロモーション活動を実施してまいりました。また、派遣求人情報サイト 「はたらこねっと」におきましては、大幅なリニューアルを実施しスマートフォンサイトにおける利便性の向上に努めて」とありますね。外部環境改善もあると思いますがこれらの施策がうまくハマって流れに乗った感はあります。その後も極めて順調。ただROEは高いも下がる傾向でまた直近本決算出て計画で営業利益が前年割れですね。これをどう考えるか?決算短信見ると事業拡大に意欲がありそうでそのためにコストかけるのかな?って感じに見えましたが・・財務。2014年以降資産拡大が加速。自己資本比率もあげてきてますね。現金ももちろん増えてるようですね。CF。営業CF右肩上がり。シクリカルにはなると思いますがCFマージンも高水準ですね。投資CFも加速してますがFCFが出る範囲内。増配は続いてますがこれは増益だからで利益増えないとなかなか厳しいかもですね。今の水準なら配当維持は結構余裕そうです。

 アルバイトタイムス。リーマン前にピークがあります。そしてリーマンあたりに大損を出して事業を切ったのでしょうか。BPSの大幅毀損からの売上規模がすごく落ちてます。ピークからは5分の一以下。も、利益は安定し売上なら2012年以降増収できてましたが、直近本決算で増収が止まりまた利益は安定も伸び悩んでますね。計画も減収減益と弱気です。財務。良くも悪くも安定停滞の財務。自己資本比率などは高水準維持でその中でBPSが地味に伸びてるという守りに入ってる企業にありがち。お金も地味に溜まってますね。CF。大損した2010年以降CFはプラスで安定。痛みのある損切をして危機は避けられた形。で、投資はほぼしてないですね。日々の収入の一部を配当にして残りを貯金しているような感じです。自社株買いも続いてますね。ニュアンス的には貯金を少して残りを還元に当てている感じでしょうか。

 JAC。これもリーマンでやられたタイプ。普通に大赤字でBPSを大きく飛ばしてますね。ただその後の復帰も早く2010年以降ずっと増収増益続き。また営業利益率やROEなどは傑出している水準と言えます。14年の複利成長率をとっても20%超えの明らかに傑出した企業です。これが続くなら・・とは思いますね。問題は続くか?なんですが。直近本決算出て営業増益が緩くなったとは見れますが増収は凄まじく。増益が緩くも規模拡張のコストが掛かったゆえとするならむしろ・・みたいな面も。さてどうなのでしょう。財務。ですよねーの右肩財務。また自己資本比率なども高くリスクを取ってないです。というか資産の半分現金くらいな勢い。借入金もなし。CF。ほぼ右肩の営業CF。その中でずっと投資もしてなかったのですが2017年から投資してますね。2017年の有価証券買うのはいいとして2018年は連結範囲の変更を伴う株式取得ですね。売上加速はここらへんの影響がありそうです。見るとシンガポールの子会社のようですね。配当も増やしてきてて配当性向も高くなってきてますが、今の利益水準なら余裕で増益なしでももうちょっと上の増配に耐えれそうです。

評価。ディップ。直近の減益計画は留意ですが総じて各数字は素晴らしいと言える水準でこの調子が大枠で続くならPER13ほどの評価も踏まえ問題ないとは言えそうです。ただ求人関係はシクリカル色強いと言えそうでそこらは心配ではあります。だから環境悪化は致命傷になりえます。その視点では傷持ちです。だから今は相当状態いいって。

 アルバイトタイムス。衰退がちらつくところですが安定だし、そして株主のために働く会社とは言えます。安ければ。PBR1ほどで配当利回り3%後半は案外悪い水準じゃないかもです。会社と同様に結構守りの投資になるかもしれません。ですがもう一声とはいいたくなるところ。

JAC。いい会社と知ってたけど改めて見るとケチがつけられない。評価は人材系としては高めの水準も今までの成長実績が続くなら問題あるとは言えない水準ですね。でもポイントは今までの成長が続くか?ですけど。続かないとあるいは大惨事。

ルネサンス。主にフィットネスですがずっと増収増益が続いてきたけど成長ストップ懸念がかかってそうですね。株安してますしまた3Qで減収減益で通過。増収増益の計画は降ろしてませんがさてはて。財務も不動産を抑えてそうでお金かかりそうで借り入れも大きく財務状態は悪目な方。ただCFは営業CFを伸ばしつつ投資多めだけどFCFは確保とうまくそしてコントロールしながらお金を回してる感はします。状態は悪くはなさそうで評価を踏まえると一考の価値はありそう。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足であげてさげ
確認。

売買判断

テクニカル的には、長期に伸びるもよくあるかのごとく2018年にピークをうちその後は下落。その中でここは2019年にも反発はあまり見られず底値を抜けてますね。いかにも弱い形です。 直近底値1524が反発点になるはありえなくもないですがひとまずスルーか売り目線が良いのではないかという感じですかね?
ファンダ的には、減益予測も状態自体はすこぶるよく会社も意欲がありそう。評価もほどほどで環境悪化はすごく注意も選択肢としてありとなりそうだね。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

ごーるでんうぃーくが迫ってる。

その前に今週は自分でも注目企業の本決算発表多くていろいろ投資的にはイベント週間。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

会計クイズ:業種特定

 最近#会計クイズが熱いわけです。

ホントに熱いかは知りませんが、Twitterで大手町のランダム・ウォーカーさんが始められた会計クイズが面白くて参加しています。やる気出たので自分はランダム・ウォーカーさん主催のファイナンスラボに参加させていただきました。

twitter.com

twitter.com

twitter.com

それで自分でもクイズを作ったりしまして、Twitterに埋めとくのももったいないのでここでまとめておくという話です。実際の出題は以下です。

ファイナンスラボでは難しがられてましたがさすが百戦錬磨の株クラ。

特定まで含めてピンポイントに的中させていた方も多かった模様です。

 

 

会計クイズ:業種特定

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Twitterでのクイズは終わってますが気が向いたら考えてみてください。

解答解説は以下をスクロールして。答えを決めてから読むとより楽しいと思います。

余裕のある人はABCの特定まで頑張ってもいいですのよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正答

答えは③のノジマ・コジマ・ケーズホールディングスでした。
A:コジマ
B:ケーズホールディングス
C:ノジマ
でした。

想定していた解き方

タイトルに業種特定がテーマになっているのに注意。
おそらくは、個別企業を見ていくよりこれらの業種はなんだろう?って筋で行ったほうが早そうです。
A/B/Cすべて営業利益水準がかなり低いとなりそうで、あまり高付加価値ではないと想定できそうです。一般的に4%程度以下はかなり薄利です。
②グループのしまむらは違いますが青山商事ファーストリテイリングは製造小売(SPA)でここまで営業利益が低いということはないだろうとできますし、実際にファーストリテイリングは利益率は10%超えることも多く、不調なイメージもある青山商事でも10%近いです。また不調でもなければアパレル全般ももうちょっと高い事が多いです。
①グループのリースは薄利であったりしますが、これはCFに注目。一般的にリースは伸びるとき営業CFマイナスにしながら伸びることが多く、これらのCFからはリースというか金融じゃないとできてほしいところです。
③グループは家電量販で競争が激しくまた付加価値の低い小売ということでこの利益率もありえるだろうとなるなら③の家電量販は行けるだろうと思うところです。

で、特定になると家電量販業界動向も知ってる必要がありそうで、かなり知識を要しそうとなりそうですが、想定だと低迷寄りでビックカメラに飲み込まれたコジマがA、BC特定は難しそうですが、Cの2015年2017年の投資CFに注目すると特に2015年は大型投資CFを支出した上で2016年に大きく売上が伸びています。これは基本的に買収を疑うべき動きとなりそうで、ノジマニフティ(2017)やITX(2015)を買収したという知識があるならCに到れるかなと。残りがBのケーズです。
また選択肢各社を買収のサブワードで検索するくらいならしてもいいと思ってたところで、実際に調べると買収してそうな結果になるのはノジマのみになりそうで(オリエントなど出ますが時期とCFで弾けるはずです)買収に気づけばノジマの一本釣りで③は導けそうです。

ちなみに家電量販はヤマダ不調なども報じられてるしアマゾンなどに押されてるイメージしかなさそうですがわりと順調な企業も多く、これは財務レバレッジもありそうですがわりとROEなども高く指標的にはかなり優秀な企業も多かったりします。

 

以上です。

 

実は、コジマノジマケーズの選択肢を用意した上で、引掛けになりそうな選択肢は・・?とアパレル選びました。その意味では選択は意図的に引っ掛けようとしてましたw

ツイッターで出しましたが解答が4票しか集まらなく・・・・元々そんなにたくさん入るとも思ってませんがさすがに思ってたより少なく人から注目されるのって難しいよねと思いました。

設問がややこしすぎたのかなあ。解答者比率は高いのはさすがと思いましたが。

 

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