大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

資金管理の定義を試みる

f:id:kamomenotoushi:20180213181757j:plain

金管理とは何でしょう?

金管理してますか?と問えば、結構「わたし資金管理してます」という人はそれなりにいると思います。(言えない人は反省したほうがいいと思うよ)

そんな資金管理ですが、それをちょっと整理してみようかというエントリー。

 

というわけで資金管理とはなんだと調べてみました。

以下のようです。

企業の長期・短期資金について,特定期間における調達・運用のフローや特定時点の在高をめぐって展開される計画設定活動や統制活動の総称。(後略)

kotobank.jp

なんてありますね。

これは企業経営のことだったりで、本来は経営用語なのでしょう。

 

とはいえ、もちろんここでは投資での話。

投資における資金管理とはなんだろう?ということから始まる話。

 

本来それは経営用語であって投資において使う場合は、亜流な使い方をしているといえるかもしれません。

金管理という事自体は認知が足りないというかもっと言われていい気もするけど偉い投資家さんトレーダーさんは資金管理に触れることも多く、やっぱりそれは大切なことなのでしょう。

も、亜流な感じで正式な定義もまちまちで言ってる感はあります。

 

それぞれの人の言う資金管理はある意味別の意味を指している。

だって本来の経営的意味から離れて流用しているんだから。

 

というわけで、ここでは正式な定義をしてやろうなんて話ではなく一つの亜流を加えるような形で資金管理を考えてみるというエントリー。

 

その亜流。

FPかもめが資金管理とはどのような定義であるべきか?を考えてみたのですが、以下のようになりました。

 

その投資が見込み違いとなったときに想定できる被害に対する準備

 

 そう、見込み違いをしないのであるなら資金管理は要らないということですね。

ここで自分は見込み違いなどしないと思われるならこの先は役に立たないので帰ったほうが時間を有効に使えるのでお薦めですよ。

でも、見込み違いはあり得るとするならもう少しお付き合い願いたい。

 

そしてその先を考えていくにはこれを片付けなければならないと思う。

金管理を考えるときには見込み違いになること及びその被害を想定してなきゃできないということになりそうです。

 

想定する被害。

 

これをどこまで想定するか?

という問題です。

面倒ですが、これをクリアしないと資金管理ができません。

なぜなら見込み違いで想定されるべき被害額がわからないからです。

 

被害の大きさもわからないのにそれに対する準備とか無理でしょう。

その準備は傘は雨への準備だとは言えるかもしれないけど津波への準備としては何の役にも立たないかもしれません。

津波への準備をするためには津波の大きさを知る必要があります。

そこで傘を用意することは資金管理といえるかもしれないですけど、雨に対する準備で津波に対する準備はできていないかもしれないと知っておくべきです。

 

雨なら。津波なら。を明らかにして始めて資金管理が始まるんです。

 

と、いいつつ株式投資なら最悪の想定はしやすいと思います。

株式ならゼロ以下になりません。

その会社が倒産しようが保有資産の100倍の債務があろうが株主に対する被害はその株式が無価値になり値段がつかない。ゼロ円になること。ここが最悪です。

とりあえず法が変わって株主にも債務が行くようになるとかはありえないとは言わないけど、現状においては考えにくいし実際にそうなったらその時考えるでいいのではないかと。

 

最悪は投資資金がゼロになるです。

 

で、被害はこれ以上大きくならないので被害の大きさに関してはこれ以上考えなくてもいいというラインになりそうです。(レバレッジを掛けるならもっと考えなきゃいけないと思うけど)

 

また同時にこの最悪にいく前に被害も殆どの場合において限定できます。

つまり損切り

取引がまったく行われずにゼロに到達は実際殆どありません。(可能性自体はゼロじゃないですけど)

ゼロになるという最悪を許容しないなら、この被害で損切りをするというラインが定めってあって然るべきだと思うんです。 

 

残るはその可能性です。

 可能性を言うなら、投資対象や手法がなんであってもそれはゼロになる可能性があるといえます。

郵便貯金のみだっていえます。ペイオフがあろうが例えば法制度が変わり1000万円の保証がなくなりそこに国による強制徴収でもくるなら。そうでなくたってハイパーインフレにでもなれば実質購買力がゼロになるとかありえると言えるし。

不動産にだって物件の地域に大地震でも起きれば物件がオシャカになるかもしれないし、(保険かけてなければマイナスになるかもしれない)、トヨタとか大型企業に分散とかでも法制度が変われば前提が変わるかもしれないし、同時期に大災害が来てほとんど倒産となるかもしれないし中国あたりから核ミサイルが飛んでくるとかすれば株式の分散投資でも殆ど消えてなくなる可能性はあるというか、地球に大隕石でも落ちてきて会社も倒産自分も親族まとめて死んじゃうかもしれない。

 

可能性を言い出せば、いくらでも悪い想定ができるわけです。全部ゼロになるとか。世界が滅ぶとか。

そのなかでどこまで悪いシナリオの可能性に対して線引するか。

結構ポイントだと思うよ。

 

長々来ましたがここでやっと本題。

金管理の肝はどこまで悪いシナリオに対して想定をしておくか?

ということなんだと思います。

最悪級の見込み違いに対するためには資金管理でどうこうという話にはならなく、金の延べ棒でも買って世界各国に分散タンス預金とか現実的じゃない準備をしなければみたいな話になってまともに投資などできないとなりそうです。

 

だからどこかで線引をしなければいけません。

ここまでの損失は許容する我慢する。ここまで来るなら許容せず撤退する。

ここまでの悪いシナリオに対しては準備する。

それより悪いシナリオが来たら損を甘んじて受け入れる。

みたいな。

 

それをなんというか。

これこそ自分は「リスクを取るということ」だと思います。

  

自分はここまでリスクを取る。

ここまで損する可能性を引き受ける。

これ以上は引き受けない。

これ以上の事は諦める。

それを定めること。それが資金管理。

 

リスクを取るあるいは投げ出すあるいは諦める範囲を決めること。

 

それが資金管理なんじゃないかなと思うわけです。

覚悟を伴うはずです。 

その覚悟はあるといえますか?

 

ま、わたしが考えるひとつの亜流です。

別に同意するか採用するかはその人次第でいいと思います。

けど自分は上記のように従って自分の投資を考えていこうと思うのです。

 

 

金管理をしていますか?

見込み違いに対する準備はできていますか?

その被害と可能性を考えてますか?

あなたはリスクを取ってる自覚はありますか?

覚悟はありますか?

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
  にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

(9446)サカイホールディングス 日記(分)

 投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

サカイホールディングス

(JQS/情報通信)

株価

1391円(人々は、長い下積みを終えてスターダムに上り詰めた。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20180627202913j:plain

 今日は分析。今週は3年平均投資CF比率(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2018/06/24/210000)の上位から気になったものをチョイスして分析します。サカイホールディングス。東海地盤の独立系携帯電話販売店。収益の柱は太陽光発電が担う。保険コールセンター、葬祭も。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2018年6月26日に取得。

携帯販売を主力に太陽光にコールセンター、葬儀と強みとか一貫性などはどうでもいいからなんか稼げそうなことをしたいという強い意思を感じる。まあ太陽光が軌道に乗りだしたようで成長すると言ってますが。2018年2月に急騰となってますが1Qの好調を受けてとなりそう。なんですが長期にはいちお成長となりそうだけど、利益もあまり伸びてないかな感もあり、今後はどうだろうねえ感。赤字はリーマン時くらい。いろいろ手を出してるけどお小遣い稼ぎは下手じゃなく蓄財は出来てるかな。なんかいろいろ副業バイトに手を出してる人のような。

財務。2015年から総資産の拡大が目立ちます。自己資本はそれほど伸びてなく自己資本比率が急減。借入金が大幅に伸びて大型投資の趣。何に投資でしょうか?

CF。営業でまあプラスだけど時々マイナスが出てて2017年もマイナス。その中で2016年2017年に大きく投資。2016年2017年共に有形固定資産の取得だけど副業も多く何にいくら使ったのか書いてなさそうなのですがたぶん発電所っぽいかな。資金はおもに借り入れ、社債もあるようですね。投資してもたくさんお金が残り気分を良くしたのか今までしてなかった自社株買いもしてますね。たぶん発電所だけど大きな投資が報われて儲かるといいねって感じです。

評価。なんか苦しい中発電所儲かるよとか 言われて一縷の望みはいいすぎだと思うけどなんか言われるままに大金投じちゃったみたいな感じがするのですが。ちょっと儲かりだしてますが、株価がもっと上がりちょっとないんじゃないかと思えるPERPBR水準ですね。伸びるかもしれないけど携帯販売店としても発電所としてもちょっとないお値段かなと。わりとマジでティーガイアとエフオンとかイーレックスあたり買えばいいじゃんとか思ってしまいます。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげて調整か
週足であげて吹き上げ
月足であげて確変
確認。

売買判断

テクニカル的には、順調に上げてきて2018年2月に確変。吹き上げる形。さすがにしばらく調整か。もちろん今後トレンドが続くと見て入るのもありでしょう。底は1234がいいのではないでしょうか。
ファンダ的には、株価急騰した会社を買うならできれば事業好調を受けその事業をもっと伸ばすなんて強い意志を持って大金を投じてる会社のほうがいいよね。

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9446

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9446

IRBANK:https://irbank.net/9446

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 特にないです。反転感でてますが反転するとは言ってないとかなるかも。というかわからないですね。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)